ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「さ行」で始まる作家 > 島田荘司

アルカトラズ幻想 上 (文春文庫)
島田 荘司
文藝春秋
2015-03-10

アルカトラズ幻想 下 (文春文庫)
島田 荘司
文藝春秋
2015-03-10

1939年、ワシントンDC近郊で娼婦の死体が発見された。
時をおかず第二の事件も発生。
凄惨な猟奇殺人に世間が沸く中、
恐竜の謎について独自の解釈を示した「重力論文」が発見される。
思いがけない点と点が結ばれたときに浮かびあがる動機―
先端科学の知見と奔放な想像力で、
現代ミステリーの最前線を走る著者渾身の一作!

猟奇殺人の犯人が捕まった。
陪審員の理解は得られず、
男は凶悪犯の巣窟・孤島の牢獄アルカトラズへと送られる。
折しも第二次世界大戦の暗雲が垂れ込め始めたその時期、
囚人たちの焦燥は募り、
やがて脱獄劇に巻き込まれた男は信じられない世界に迷い込む。
島田荘司にしか紡げない、天衣無縫のタペストリー。 

(内容紹介より引用)




読み始めは第二次世界大戦前のアメリカが舞台の
猟奇殺人ミステリーだと思い込んでしまいました。
それが第二章「重力論文」から怪しくなってくる・・・。

殺人事件の犯人は捕まったはずなのに
異説ともいえる重力論文を展開したまま上巻が終わって
下巻へ。

下巻は殺人事件の犯人とされたバーナードが
凶悪犯の巣窟ともいうようなアルカトラズへ移送されるところから始まる。
そして第四章が「パンプキン王国」!
そう、カボチャのパンプキンです。
うひゃひゃひゃ(笑)
しかし、このパンプキンはとても大きな痛みを伴うパンプキン。

奇想天外という表現がぴったりくる展開の全ては
エピローグのために。。。
そう、最後のエピローグの為に今までの全てがあるのです。

解説が伊坂幸太郎氏というところでお察し下さい。



3
UFO大通り (講談社文庫)
島田 荘司
講談社
2010-10-15

¥730
UFO×変死体=?
天才 御手洗潔の推理は飛躍する!
鎌倉の自宅で、異様な姿で死んでいる男が発見された。
白いシーツを体にぐるぐる巻き、ヘルメットとゴム手袋という重装備。
同じ頃、御手洗潔は、この男の近所に住むラク婆さんの家の前を、
UFOが行き交うことを聞き及ぶ。
果たして御手洗の推理はいかに!? 
「遠隔推理」が冴える、中編「傘を折る女」も収録。

(内容紹介より引用)




「傘を折る女」が2時間ドラマ化と知って
慌てて古本をゲットして読み始めました。
しかし、3/7のオンエアまでに読了できず・・・^^;

御手洗潔シリーズって昔むかしに読んでるはずなんだけど
どの作品を読んだのかちーっとも思い出せない!
とりあえず、この1冊は未読だったようです(^^ゞ

<UFO大通り>
御手洗と石岡の二人が横浜に住んでいた頃の事件。

UFOを見たと言ったらボケたと思われ
老人ホームへ入れられそうになるラクおばあちゃんの
すっとぼけぶりが可笑しくてたまらないっ(*≧m≦*)ププッ

謎が解けてみれば、なるほどね~と納得!

<傘を折る女>
2時間ドラマの原作にするのに
無理のない展開のミステリーだと思います。

ドラマと原作と、やはり違うところもありましたが、
御手洗役の玉木宏さんは
著者の念願だっただけあって、なかなかよかったです。
しかし、石岡君が堂本光一さん・・・微妙にビミョー?(笑)
ドラマの公式サイトがありました→「天才探偵ミタライ」

何かもう1冊ぐらい続けて読んでみようかなぁ。。。


世界三大肖像画家、写楽。
彼は江戸時代を生きた。
たった10ヵ月だけ。
その前も、その後も、彼が何者だったのか、誰も知らない。
歴史すら、覚えていない。
残ったのは、謎、謎、謎──。
発見された肉筆画。
埋もれていた日記。
そして、浮かび上がる「真犯人」。
元大学講師が突き止めた写楽の正体とは……。
構想20年、美術史上最大の「迷宮事件」を解決へと導く、究極のミステリー小説。


謎の浮世絵師・写楽の正体を追う佐藤貞三は、ある仮説にたどり着く。
それは「写楽探し」の常識を根底から覆すものだった……。
田沼意次の開放政策と喜多川歌麿の激怒。
オランダ人の墓石。
東洲斎写楽という号の意味。
すべての欠片が揃うとき、世界を、歴史を騙した「天才画家」の真実が白日の下に晒される──。
推理と論理によって現実を超克した、空前絶後の小説。
写楽、証明終了。

(BOOKSデータベースより引用)




少々マニアックかもしれない写楽の世界のミステリー。
私は大好き。

何から書こう・・・。

写楽とは一体どこの誰だったのか?
今まで写楽絵のミステリーは読んだけど
絵師・写楽の正体についてはないように思う。

写楽絵についてのミステリーで1番好きなのは
高橋克彦著「写楽殺人事件」、浮世絵三部作といわれる中の1つです。

物語は、研究し想像する現代編と、
写楽の活躍した当時の江戸編とから構成されています。
上下巻通して、それぞれⅠⅡⅢ、そしてエピローグ。
あとがきの、そのまた後ろまで目を通してください。

丸っきりの想像、フィクションというわけではなくて
きちんと史実を調べて物語の中でプロットが組まれています。
すごいなぁと思いながら、面白くて途中で止められず
上下巻とも一気に読み切りました。

あぁ・・・こんなことだったんだよ!って書きたいww
でも、ミステリーだから書いちゃいけないのだ。
島田荘司さんのオリジナルな仮説として、とても面白いです。

江戸編に登場する蔦屋重三郎!
江戸っ子だねぇ、かっちょいい旦那さんだよ。
写楽たちが活躍した当時の江戸の様子も楽しいです。

ただ、私には冒頭の悲劇は必要なかったように思う。
こんな酷い出来事をわざわざ作らなくても
続くストーリーはちゃんと読めます。
それだけ、引っかかってます。。。

装丁も楽しめます^^
影山徹さんという方の装画です。

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