¥562
25歳で起業した敏腕若手女性社長の鈴木涼香。
猛烈に頑張ったおかげで会社は順調に成長したものの結婚とは縁遠く、
絶大な信頼を寄せていた秘書の高見沢さえも会社を去るという。
失意のまま出かけた一人旅のチケットは行き先違いで、
沖縄で優雅なヴァカンスと決め込んだつもりが、なぜか女満別!?
だが、予想外の出逢いが、こわばった涼香の心をほぐしていく。
人は何度でも立ち上がれる。
再生をテーマにした、珠玉の短篇集。
(内容紹介より引用)
短編集です。
<目次>
さいはての彼女
旅をあきらめた友と、その母への手紙
冬空のクレーン
風を止めないで
「さいはての彼女」に登場するナギという娘さんの母が
「風を止めないで」の主人公になっている以外はリンクしてません。
この2つのお話は風を感じるのですが、
バイク乗りの人ならもっとリアルに風を受ける感覚を思い出すかも。。。
私はタンデムさせてもらった経験しかないけど、
それでもとても爽快な風を感じました^^
ナギの存在が強烈です。
ハーレーというバイクがあります。
彼女はそのバイクのプロのカスタムビルダー。
主人公は、解雇した秘書に、
してやられて女満別にきちゃった鈴木涼香のはずなんだけど
いつの間にかナギの物語になってます。
「旅をあきらめた~」もよかったです。
旅先は伊豆だし、
親の介護が頭に浮かぶ世代には
共感できる心情が多いと思います。
女性の一人客をどう扱うかでレベルがわかる・・・
なるほどね!と納得すると同時にちょっと怖い(笑)
「冬空のクレーン」はまた北海道です。
タイトル作と似ちゃってるかなぁ、という印象。
悪くはないけど、ちょっと残念かな。
紹介文の通り、再生をテーマにした割には
重くなく、清々しい読後感でした。
よかったです。


