ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「や行」で始まる作家 > 「や行」

大江戸火龍改 (講談社文庫)
夢枕獏
講談社
2023-04-14


人の世に住む、人ならぬものを探し出し、人知れず始末する――。
江戸市中の凶悪犯を取り締まる火附盗賊改には、裏の組織があった。
その名を「火龍改」。
対峙するのは、化物、妖物、龍の類。
長い白髪に赤い眸の、美しき謎の男・遊斎のもとには、今日も奇怪な事件が持ち込まれ……。
著者真骨頂の江戸版・陰陽師!
(あらすじより引用)

📖

表紙のイケメンに惹かれ、
好きな江戸時代だし、
捕物らしいし、
しかも火龍だって〜と
ワクワクしながら読み始め…
終わってみればガッツリなホラーじゃん!
妖怪というより幽霊でしたね。

読みやすいし連作短編集的な1冊なので
人気があるならシリーズものになりそう。

日本の江戸時代と中世ヨーロッパ好きなんです。
「生きる」ことにシンプルで、
残酷でもあり理不尽でもある。
人々は明日を見て暮らしてる。


¥594
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
小蔵屋を営むお草は、
新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、
萩尾と、彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、
その娘のミナホのことが気にかかっている。
15年前のある“事件”をきっかけに、
3人の関係はぎくしゃくしているらしいのだ。
止まってしまった彼らの時計の針を、お草は動かすことができるのか。
好評第3弾!

(内容紹介より引用)




シリーズ3冊目のこのお話が一番好きかも!

章のタイトルも素敵です。
「長月、ひと雨ごとに」・・・
長月(9月)から始まって、
霜月、睦月、弥生、皐月、
そして「文月、名もなき花の」で終わります。

15年前の謎を解き、
本当は相手のことを思い合ってる人たちの
もつれた糸をほどこうとするお草さんの姿を
無理のない動きと柔らかな気持ちで描かれています。

一つの章ごとに、
ほんの少しだけ心がふるっと揺れて
その小さな「ふるっ」が積み重なって
最期に透き通った一滴の涙になるような気がしました。

色々な時間を過ごして辿り着いた70代、
今の時代ならまだ「この先」を考えられる時なんでしょうね。
よかったです^^

次もまた文庫待ちしますw

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)


¥596

Amazon.co.jp



柳宏司

2011年6月発行

”魔王”――結城中佐の発案で、
陸軍内に極秘裏に設立されたスパイ養成学校”D機関”。
その異能の精鋭達が、緊迫の諜報戦を繰り広げる! 
吉川英治文学新人賞、
日本推理作家協会賞に輝く究極のスパイミステリ。

(内容紹介より引用)




初読みの作家さん。
おもしろいというブロガーさんのレビューに誘われました^^

人気作のようでシリーズが既に数冊出てます。
その1巻目、映画化もされるらしい・・・。

1冊の長編なのかと思ったらちょっと違っていました。

<目次>
ジョーカー・ゲーム
幽霊 ゴースト
ロビンソン
魔都
XX ダブル・クロス

最初はやっぱり紹介の章で短いです。

始まりは昭和12年。
結城中佐、彼が設立したD機関という組織と
そこで養成されているメンバーについて
陸軍から派遣された佐久間中尉の視点で語られています。

そして、次の「幽霊」からは
国内及び世界各地に派遣されたD機関の卒業生=スパイたちのストーリー。

ここに登場するスパイたちの人生について考えてしまうと
どよ~ん・・・となりそうですが、
そこまで深読みしなければ、確かにおもしろい。
カッコよく書かれています。
10代の男の子は好きかもね~って感じ。
劇画チックに楽しんでください。


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