ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

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老検死官シリ先生がゆく (ヴィレッジブックス)
コリン コッタリル
ヴィレッジブックス
2008-08-20






 シリ・パイプーン、72歳。
みごとな白髪に透き通るような緑の目をした老人だが、ただの年寄りではない。
ラオス国内で唯一の検死官だ。
引退して年金生活を楽しもうと思った矢先に任命され、
やむなく勤務することになった検死事務所は、医薬品も乏しく、設備もお粗末。
しかし、障害があるが解剖の腕は抜群の助手、
しっかり者のナースなど一風変わったメンバーに囲まれて、
訳あり死体続々のスリリングな日々が待っていた!
そこでシリ先生は、死者が語る真実にやさしく耳を傾け、
事件を解き明かしてみせる。
気骨と人情で慕われる老医師が渋い推理を披露する、
素朴なアジアン・ミステリー。

(内容紹介より引用)




積読が少々長めではあったけど
古本屋さんで安価に購入したのに・・・
最大ネットショップでは古本がとんでもない値段になってる!
なーぜー???(笑)

舞台は1976年のラオス人民共和国。
ベトナム戦争が終わり、
ラオスは共産主義の国になっている。
ラオスはタイとメコン川をはさんで対岸に位置しています。

主人公のシリ先生は70歳超のおじいちゃん。
ラオスの人には珍しいエメラルド色の瞳をしている。
もういい加減に隠居させてもらって
のんびり暮らそうと思っていたら!
「君はまだ働けるじゃないか、同志よ。」という
党幹部の一言でいやいやながら検死官に~。

しっかり者の看護師デツイに自転車を貸してくれと言ったら
「走らせる時はゆっくりと、疲れたら止まること」
なんて言われちゃうんです。
口では「心得た」と言いながら見栄をはって
ノンストップで自転車を走らせた為に
訪問先で、ゼーゼー喘いでしまって不思議そうな顔をされちゃいます。

検死官が主人公なので当然、犯罪はおきますが
1970年代のラオスの空気感と
所謂「見える」力をもってるのに検死官になってしまった
シリ先生が、ちょっと不思議でのんびりした雰囲気を漂わせ
いい感じになってます。

ちょこちょこと検死するべき遺体は登場しますが、
本筋の事件はなかなか大きな波紋を広げていきます。
コージーミステリではないです。

そして、ラスト!
あちゃーって感じで、シリ先生にちょっぴり同情しちゃいました。

4
タブー (ヴィレッジブックス)
ケイシー・ヒル
ヴィレッジブックス
2013-07-20

¥994

アイルランド発の女性科学捜査官ミステリー!

ダブリンの高級アパートで見つかった男女の全裸死体。
女は地元の大学生、男の方は顔を撃たれ身元不明だった。
凄惨な現場の唯一の物証は、謎の塗料と動物の毛。
それはあるビジネスマンの自殺現場のものと共通していた。
アイルランド警察の科学捜査官ライリーは二つの事件を追ううち、
精神科医フロイトにまつわる犯人からの奇妙なメッセージに気づく。
だが時を置かず第三、第四の犯行が発生し……。

(内容紹介より引用)




出版社はヴィレッジブックスだけど
コージーミステリではなくて
サスペンス色のあるしっかりミステリーです。

ヒロインのライリーはアメリカで生まれ育ったけど
血筋(っていうのかな?)はアイルランド人。

そんな彼女はFBIで高い評価を受け
カリフォルニアで科学捜査官として働いていたが、
故郷へ戻った父を案じてアイルランド・ダブリンへ移住。

ダブリンの警察組織の科学捜査力をレベルアップしたい
上層部からの要請に応じる、という形で。

カリフォルニアからやって来た金髪に青い目のライリー、
冬が長く青空の少ないダブリンの警察官たち、
その対比がとてもわかりやすいです。
個人的には曇り空の続く冬も嫌いじゃないけど、
ライリーが青い空と海を求めてしまう気持ちもわかるw
そんなライリーを疎ましく思うダブリンの男たちの感覚も・・・。

この小説の書かれた2010年頃のアイルランドは、
日本でいう「バブル崩壊後」だったそうです。

ミステリーの方は、ライリーの家族に「難あり」です。
そして、なかなかに哲学的&猟奇的。
タイトルのタブーとは、
フロイトの説いた4つのタブーのことでした。
へ?と思っても大丈夫w ちゃんと説明されてます。

古本屋さんで、
ふと手に取った本ですが私にはアタリでした^^
おもしろかったです。


<家事アドバイザーの事件簿>シリーズ2作目。







「ジューンブライドはてんてこまい」  創元推理文庫  2013年7月発行




クリスタ・デイヴィス  (Krista  Davis)




ここ最近、妹ハンナの三度目となる結婚式の準備にかかりきりのソフィ。


新郎クレイグには秘密があるようだし、


いちいち張り合ってくるライバル・ナターシャとの共同作業も気が重い。


加えて当の妹が結婚しないと言いだすわ、


突然現れた新郎の元妻がナターシャの家の中庭で死体となって発見されるわと、トラブル続出。


はたしてソフィは式を無事に取りしきれるのか? 


〈家事アドバイザーの事件簿〉好評シリーズ第2弾。


解説=貝谷郁子






(内容紹介より引用)









コージーミステリです。


1作目は「本が好き!」というサイトの献本で当たったのでした。




おいしいレシピや家事のちょっとした豆知識など楽しかった記憶が・・・。




今回、結婚式ということもあって


恐ろしく登場人物が多いです!!!


巻頭の主な登場人物の紹介が1ページ半(笑)




もうね、しばらくぶりに出てきた人なんて誰だかわかりません。


ま、それは人物紹介を見ながら・・・ということでww




私が個人的にものすごーくストレスになってしまったもの、


それは主人公ソフィの妹、今回3度目の結婚式をするハンナの言動。


一言でいえば「性格悪い」


とにかく姉であるソフィを目の敵にし、


無料(タダ)で結婚式のプランナーをしてもらってるのに


事あるごとに詰り、罵倒する・・・なんで?


じゃ、頼まなきゃいいじゃん!


ほんとなら例え姉であってもそれなりの対価をお支払するのが大人というもの。


妹だからっていう甘えがあるのは見え見えだ。


その夫となる男性もソフィを嫌う、丸め込めないからだ。




この人たちの年齢はソフィ40代半ば、妹ハンナ40代前半という設定。


ゲッて再び思ってしまう(笑)


アメリカ人てこんななの???


まさかねー^^;




いやー、妹だからっていう理由だけじゃ許せないでしょ!


と思う私の器が小さいからかも・・・(^▽^;)




しかし、次作には手が出なくなってしまった・・・(-_-)




肝心の事件解決の存在が薄くなっちゃったよー。


結婚式はどうなったのかって?


それは読んでのお楽しみ~♪


ジューンブライドはてんてこまい (創元推理文庫)/東京創元社



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