ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「た行」で始まる作家 > 高橋克彦

好きな作家さんなので結構なボリュームでしたが、すんなり読み切れました。




古本屋さん、又はネット販売じゃないと手に入らないと思います。











「ゴッホ殺人事件」 上・下巻  講談社文庫  2005年4月刊




高橋克彦 (Takahashi Katsuhiko)








ゴッホは自殺か、他殺か




貸金庫に母が遺した謎のリストは何を意味するのか。


パリ在住の美術品修復家・加納由梨子は


「ヴィンセント」の文字を手がかりに調査するうち、


存在すら知られていない膨大なゴッホ作品のリストだと知る。


さらにゴッホの死因についての衝撃的な新説にも辿り着く。


だが同時に、由梨子の身に危険が忍び寄る。




盗聴器を自宅に仕掛けられた元恋人・由梨子の身を案じ、


塔馬双太郎はパリへ飛んだ。


ゴッホ作品リストの周辺で次々と人が死んでいくなか、


日本人画商からオルセーにゴッホの真贋鑑定の依頼が入る。


塔馬は東京に戻り、数々の謎の真相に迫る。


壮大な国際謀略サスペンスかつ、美術史を揺るがす傑作ミステリー。










(BOOKSデータベースより引用)

















浮世絵三部作に続いて「塔馬双太郎」が登場します。


私としては特別魅力的な人物と感じてないので他の誰かでも、ってところ(^^ゞ


思わせぶりで独断的なところがあまり好きになれないんですよね。


で、僕っていい人だからみたいなw


でも何度も登場させるってことは一般的には人気のキャラクターなんでしょう。




図らずも「オレンジの壺」と背景が似ていました。


第二次世界大戦のヨーロッパ情勢が起因となっています。


そしてゴッホへの深い造詣・・・


ゴッホを知るための入門書としてもいいと感想を書いてる人がいるくらいです。




絵画の修復という仕事についても色々知ることができます。




ヨーロッパと美術について興味がある人にはとても面白いと思いますが


反面、マニアック過ぎてうんざりする人もいるかもしれません。




流さずにしっかり読むとゴッホの人生を知る面白さと


事件の謎解き、ドキドキ感を楽しみながらラストまでいけると思います。


ゴッホの死の謎についての答えが明解に書かれているというよりは


自分で読み解くというか・・・うーん・・・わかるはずなんですが、


他のところで「わからない」と感想書いてる人がいて・・・


うーんと、うーんと、


答えを書いてしまったら読む楽しみが無くなるから書けませんo(_ _*)o




巧妙に人を騙して多くの命を奪ってまで得たいものが


巨額のお金だったということが陳腐なのか当たり前なのか。




いつかゴッホの作品をゆっくり鑑賞したいです。








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浮世絵三部作といわれるシリーズの完結編、最後のお話です。


「写楽殺人事件」→「北斎殺人事件」→「広重殺人事件」となります。




これは時代小説ではなくて、浮世絵を研究する昭和が舞台です。


大好きなシリーズです。









「広重殺人事件」  講談社文庫




高橋克彦 (Takahashi Katsuhiko)




広重は幕府に暗殺された?


若い浮世絵学者津田良平が


“天童広重”発見をもとに立てた説は、ある画商を通して世に出た。


だが津田は、愛妻冴子のあとを追って崖下に身を投げてしまう。


彼の死に謎を感じた塔馬双太郎が、


調べてたどりついた意外な哀しい真相とは?








(BOOKSデータベースより引用)


















三部作の最初で出会い、


やがて結婚し、


悲しい最期を迎える津田夫妻の短い人生も1つのストーリーだと思います。


愛していたのに哀しくて哀しくてとても辛い・・・。




もちろん浮世絵そのものや江戸時代の文化や社会についても


かなり追及しているので、

全く興味が湧かないとか好きじゃないという人にはオススメしません(^_^;)




この小説が書かれたのは平成元年です。


もう24年も前ですが、少しも色褪せてないように感じます。




雪の時期の東北を広重の謎を解き明かすべく


人々が奔走する・・・


本当に雪が目の前に降っているかのように情景が浮かびます。










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苦手意識があって読まずにいた時代小説です。


ある方に勧められたことと、著者が好きな高橋克彦氏であったことから


初めて読んでみました。









「だましゑ歌麿」  文春文庫




高橋 克彦 (Takahashi Katsuhiko)






江戸を高波が襲った夜、人気絵師・喜多川歌麿の女房が惨殺された。


歌麿の絵に込められた風刺を憎む幕閣から妨害されながらも、


事件の真相を追う同心・仙波の前に、やがて明らかとなる黒幕の正体と、


あまりに意外な歌麿のもう一つの顔とは!? 


浮世絵研究の泰斗でもある著者が、満を持して放つ傑作時代小説。




(BOOKSデータベースより引用)









面白かったです。長編ですが一気読みでした。




同じ著者の「写楽殺人事件」(←時代小説ではありません)などが


好きならきっと楽しめると思います。


時代小説なんだけど、しっかりミステリーでもあると思います。


謎解きにぐいぐい引き込まれていきます。




仙波の現代にはいないタイプのクールさ、


その仙波を慕うおこうの懐の深い女っぷり、


最愛の妻の復讐を誓う歌麿の激しさと、


登場人物もなかなか魅力的です。




姉妹編として、おこうが仙波の妻になってからの短編集が出ています。


「おこう紅絵暦」 文春文庫




私はまだ読んでません。






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