ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「や行」で始まる作家 > よしもとばなな

王国〈その3〉ひみつの花園 (新潮文庫)
よしもと ばなな
新潮社
2010-02-26

¥464
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
真一郎の亡き友が遺した見事な庭園で、
友の美しい義母が妖しく微笑む。
恋の行き末にたちこめる暗雲。
そんなとき、祖母から届いた翡翠の蛇は、
嘆く雫石に新しい時の到来を告げる。
孤独の底で未来を見つめる楓、
そして身を捨てて楓を支える片岡さん。
雫石がふたりと結んだ絆の強さと、
自分の運命に気付くとき、眠っていた力が再び輝く。
ライフワーク長編はいま深遠なるクライマックスへ。

(内容紹介より引用)




王国シリーズの<その3>です。

真一郎との関係が不倫ではなくなったら破局。
そして、彼の次の恋は「禁断の恋」!?
よしもとばななさん、やっぱりお好きなのね( ´艸`)

3冊目まで読んでみて、
雫石が人として、女性として
少し成長したようにも見えるが
やはり、楓と片岡さんというゲイカップルに
依存しているように見えてしまう。
彼らとは本気で愛し合えるわけではないから
きっと傷つくこともないのでしょう。
そこが「ぬるい」と感じてしまうのかも。

シリーズというか、連作ものとして書くのが
この作家さんには珍しいのかな。
1冊ごとがとても薄いので
分けなくてもよかったような印象です。

いつか、読んでみよう。
『アナザーワールド-王国その4』も。
そしたら、また違う印象を受けるかもしれないから。。。


¥400
5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
思わぬトラブルに巻き込まれ、火事によって住まいを失くした雫石は、
占い師・楓の留守宅に住み込み、働き始める。
しかし、退屈も人の権利と言いたげな都会暮らしに慣れるにつれ、
山で身につけた力は鈍るばかり。
心は不安にふるえる。
一方、離婚した真一郎は、
あらためて雫石に寄り添い、再出発の途を探るのだった。
懐かしい魂の輝きはどこにあるのだろう。
『王国』第2部。

(内容紹介より引用)




山から下りてきた雫石。
もう少し頑張って、
山で養われた力を研ぎ澄ますのかと思いきや・・・
うーん、普通に恋愛小説になってきてます。

感想を書きにくかったので「その3」まで
読み終わってからにしたのですが、関係なかったです(^^ゞ
どうせなら、登場人物たちが世代交代したらしい
「アナザーワールド」まで読んでしまえばよかったかな。

雫石は、安易なぬるま湯のような環境に
落ち着いてしまったように見えます。
その「ゆるさ」がいいといえば、いいのかもしれませんけど。。。

よしもとばななさんのライフワークといわれたようですが
「キッチン」や「TSUGUMI」を読んでしまうと
物足りない、です。

ジュージュー (文春文庫)
よしもと ばなな
文藝春秋
2014-01-04

¥443
下町の小さなステーキ&ハンバーグのお店
「ジュージュー」を舞台に繰り広げられる、おかしくも切ない物語。
美津子は両親から受け継いだお店を、
遠縁で元恋人でもある進一と共に切り盛りしている。
常連のお客さんたちは、みんなどこかに欠落を抱えながらも、
背一杯今日を生きている人ばかり。
世の中はどうにもならないことばかり。
でも、おいしいハンバーグを食べれば、
つらいことがあっても元気を取り戻せる!
生きることの喜びをギュッと閉じ込めた傑作。

(内容紹介より引用)




タイトルの「ジュージュー」は
主人公・美津子の家であり職場でもある
お店の名前なんだけど、
その店名の由来は
やっぱりお肉を焼く時の音、ジュージューなのね(笑)

著者自身による文庫版のあとがきを読んで笑ってしまった!
よしもとばななさんは、ゲラを読んで
「なんちゅう悲しい話なんじゃ!」とおじいさん言葉で言ったとかw
登場人物の誰もがそんなに幸せじゃない、とも。

私はそんなことはないと思うんです。
普通の人が普通に生きてきて、
心に傷を負ったり、肉親を失ったり・・・
そして、その先の道を見るようになる。

道の先に幸せが約束されてるかどうかなんて
誰にもわからないから
とりあえず行ってみるしかない。
たぶん、そんな単純なことじゃないかなぁ。

おいしいハンバーグが食べたくなる~♪

ただ、美津子と進一の関係、それを受け入れる両親・・・
これは、私には受け入れ難いかな^^;


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