ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「さ行」で始まる作家 > 小路幸也


¥751
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
1920年代のニューヨーク。
裏通りの小さな博物館“BAM”の収蔵品は一風変わったものばかり。
そこでは、物に触れると未来を予知できる不思議な少女フェイと
ワケあり個性派揃いのキュレーターが、
悲劇を防ぐべく日夜活躍しているのだ。
ジャズエイジの世界へ貴方を誘います。
文庫版ボーナストラック「ドラキュラのマント」収録。

(内容紹介より引用)




BAMへきたばかりの新入りキュレーター・エディと一緒に
私たち読者は謎を解いていく・・・
でも、エディにも隠し事があるのよねぇ。

その物に触った人に関係する悲劇だけが見える。
そんな能力をもってしまった少女・フェイ。
そして、こんなことが起こる!と
フェイが口に出してしまうと
防ぎようがなく現実に起こってしまう。

その悲劇を未然に防ぐために
BAMのキュレーターたちが動きます。
1920年代のブロードウェイで、
裏社会にも人脈をもつ彼らは一体何者!?

1つのアイテムごとに悲劇を防いで
少しずつ登場人物たちの背景がわかっていって
1番最後に残った最大の謎、フェイ!
彼女はいったい
どこから来た何者なんだろう?

なかなか楽しいエンタメでした。
文庫版のボーナストラックは後日談なのかな。
その後の彼らの様子がわかって
これもまた楽しかったです^^

フェイを取り巻く大人たちの優しさが良いです。

4
キシャツー (河出文庫)
小路 幸也
河出書房新社
2014-07-08

¥691
うちらは、電車通学のことを、キシャツー、って呼ぶ。
一両編成の電車は、今日も、ゆっくりと海岸線を走り続ける。
部活に通う夏休み、仲良し女子高生三人組が、
砂浜に張られた真っ赤なテントにいる謎の男子を見つけて…
微炭酸のようにじんわり染み渡る、それぞれの成長物語。
誰しもの胸に刻まれた大切な夏を思い起こす、青春小説の決定版。

(内容紹介より引用)




久しぶりの小路幸也さん。
「東京バンドワゴン」は登場人物がどんどん増えていって・・・
挫折しました(-_-)

この小説は、引用した紹介文の
「微炭酸のように~」が
私の印象とぴったりでした。

高校2年生の女の子3人組と、
3年生の男の子2人と女の子1人、
そして、赤いテントの少年が1人。

彼らの中から4人の目線で入れ替わりながら語られる。

北海道の海沿いの町。
ローカルな単線電車で通学する。

2年生は部活、3年生は受験勉強のために
夏休み中も高校へ通っていた間の出来事。

進路のこと、都会への憧れ、
もちろん恋心もあって
大人たちも巻き込んでの赤いテントの謎!

こんな時間はとっくに過ぎ去ってしまった今、
読んでいる間は彼らと一緒の夏を過ごせた気分になれました。
終わると心の中にきれいな空気が入ってきたような
そんな清々しさもあってよかったです。

実際の高校生活なんて
彼らほど大人でもスマートでもなかったけどね(笑)

YA層でもいけないことはないだろうけど、
やっぱり大人が読んでノスタルジックな気分に浸る小説かなぁ・・・
と思います。



「東京バンドワゴン」シリーズ第6弾。
文庫になりました。



「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ」  集英社文庫  2013年4月発行

小路幸也  (Shoji  Yukiya)


堀田家に春がきた。勘一のひ孫たちも大きくなり、にぎやかな毎日を送っている。
そんなある日、一家にとって大切な人の体調が思わしくないことが分かり…。
大人気シリーズ第6弾!
(解説/田口幹人)


(BOOKSデータベースより引用)




安定感あり、裏切られることのない物語。

「東京バンドワゴン」とは、堀田家が営む古書店兼カフェの店名です。
お話は現代、スマホも出てくるリアルタイムなんだけど
堀田家は今の東京では希少価値の4世代同居大家族。

これはある意味ファンタジーなのだ。

嫌なヤツが一人も出てこない。
家族は4世代同居でも、ソリが合わないとか、妬むこともゼロ!
現実には有り得ないからこそ、皆(読者)はここに集まって
あぁ堀田家とその周りを囲む人たちだけは変わらずにいてくれる、
そう安心してまた棘だらけでギスギスしたリアルの日常に立ち向うのかも?

私もその一人かな・・・。

自分の心に留まる言葉がいくつかあった。
「人間は動物。動く物だから、止まっていては駄目。
そうしていけば傷はいつか癒える」

それから、タイトルになったビートルズの曲


Ob-La-Di, Ob-La-Da・・・
Life goes on

人生はまだ続く。

素直な気持ちで読んで、ほろっと涙してほしいです^^

オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ (6) 東京バンドワゴン (集英社文庫)/集英社

¥630
Amazon.co.jp



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