ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「さ行」で始まる作家 > 重松清

流星ワゴン (講談社文庫)/講談社


¥788

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2005年2月発行

死んじゃってもいいかなあ、もう……。
38歳・秋。
その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。
そして――自分と同い歳の父親に出逢った。
時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。
やり直しは、叶えられるのか――? 
「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。


(内容紹介より引用)




人気作のようですが、今頃読んでます(^^ゞ

設定がおもしろかったです。
死にたいと思った主人公と、死の瀬戸際にいるその父。
二人が乗ったワゴン車を運転する男とその小学生の息子。
彼らは何者、というか
この世に存在しているのかいないのか。
車はどこへ向かって走っているのか。

自分が最後にいた現実を
少しでもいい方向へ導きたい主人公は
過去であがく・・・
しかし、未来は変えられない。

重松さんらしく?
読後感悪くなく仕上がっています。

過去であがくもどかしさが伝わってきました。
この物語、良かったです。
私の中で重松さん2勝1敗ですw

で、この作品、ドラマ化されるそうです。
主演、西島秀俊さんで!
来年1月からTBS系の日曜劇場にて。
見るかどうかはわからないけど~(^▽^;)

ぼくの名前はエイジ。
東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。
その夏、町には連続通り魔事件が発生して、
犯行は次第にエスカレートし、
ついに捕まった犯人は、同級生だった――。
その日から、何かがわからなくなった。
ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?……
家族や友だち、
好きになった女子への思いに揺れながら成長する少年のリアルな日常。
山本周五郎賞受賞作。

(BOOKSデータベースより引用)




ずいぶん前に勧めてくださる方がいて、やっぱり積読が長くて・・・^^;

重松さん、人気があるのがわかります。
テーマはとても重いのに、柔らかくきれいに書いています。
ラストも明るささえ感じられる。

救いが欲しい方はいいかもしれません^^

この後、ネタバレあります。ご注意ください!!!


ただ、ヒネクレ者のワタクシσ(^_^;)
納得できないんですよね。
これはちょっと「おきれい」過ぎるでしょうって。
例え中学生であっても、1つの命を奪ったのだ。
やっと授かったお腹の子、突き飛ばされて流産した・・・!
それなのに、学校に復帰しクラスメートも優しく受け入れる。
これは加害者にとってはパラダイスのようなお話しで・・・

んーんーんー(ーー;) と、かなりの消化不良(^^ゞ

重松さんファンの方々や
山本周五郎賞の関係者にぶっ飛ばされそうwww
個人の好みだから、ごめんなさいm(__)m

もう1冊積読になってる重松さんが・・・w
「流星ワゴン」またしばらく積読にして、いつか読みます(^_^;)
エイジ (新潮文庫)/新潮社


¥704

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2泊3日、毛布付き。
レンタル猫が我が家にやってきた。
リストラされた父親が家族のために借りたロシアンブルー、
子どものできない夫婦が迎えた三毛、
いじめに直面した息子が選んだマンクス、
老人ホームに入るおばあちゃんのために探したアメリカンショートヘア――。
「明日」が揺らいだ人たちに、猫が贈った温もりと小さな光を描く7編。

(BOOKSデータベースより引用)




初・重松作品でした。
良いです♪
いい作品が多い人気作家さんといわれているので
もし、共感できなかったら・・・と思っていました(^^ゞ

重松氏の入り口として「アタリ」だったようです。
短編集ということと、
自分にとって馴染み深いキャッツがいっぱい!

この本を読んでる間にかけていたブックカバーは↓これでした^^




読み終わってみて
うんうん、色んなタイプの猫が出てくるからピッタリだったね♪
と自己満足してますw

レンタル猫って発想が面白かったです。
猫は環境の変化にとても敏感といわれていますが
ここに登場するブランケット・キャッツたちは特別に選ばれた猫で、
生まれた時から使っているブランケットと一緒にバスケットに入って
レンタル先へ派遣されていきます。

不思議な力というか、人間の心の機微を敏感に感じ取っているような・・・

7つの短編の内、1番好きだったのは
「旅に出たブランケット・キャッツ」でした。

常識のない借主から逃げ出し、家出中の幼い兄弟に寄り添い、
猫としての本能に目覚め、遥かかなたを目指して旅に出るのです。
どこかでアメリカンショート・ヘアーの野良ちゃんを見かけたら
それはきっと元ブランケット・キャッツの「彼」です( *´艸`)

他に印象に残ったのは、借主の子供の独白。
「いじめのSOSのサインはいじめられている方だけじゃなくて
いじめている方のサインだってあるのに、大人は誰も気づかない」
自分が歪んでしまっていることに気づいているけど
どうやったら修正できるのかがわからないのだ。
側にいる大人の責任は大きいと思わずにはいられない。

借りた家族がそれぞれに再生していく物語でもあり
温かく穏やかな7編のショートストーリーでした。

少しずつゆっくり読むことをオススメしたいです。

ブランケット・キャッツ (朝日文庫)/朝日新聞出版


¥609

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