ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「や行」で始まる作家 > 結城充孝

文庫待ちしてた短編集。







「衛星を使い、私に」  光文社文庫  2013年9月発行




結城充孝  (Yuki  Mitsutaka)






パーキング・エリアで、人の指先が発見された。


事故? それとも…。


自動車警邏隊の女性警官クロハは、


ネット上に手がかりを残して消えた一人の男の存在に気づく(表題作)。


夜の幹線道路で起きた凄惨な衝突事故。


運転手はともに死亡していた。


現場の痕跡からクロハが見抜く衝撃的な真実とは?(「雨が降る頃」)。


『プラ・バロック』以前のクロハの活躍を描くシリーズの原点。






(BOOKSデータベースより引用)









2011年に単行本で出版されたのをずーっと文庫化待ちw




好きなんです、クロハのシリーズ。


1作目 「プラ・バロック」


2作目 「エコイック・メモリ」


長編2作の感想文も書いてました。




「人の指先が~」って書いてあるけど、


この短編集にグロさはないです。




気になるけど、いきなり長編はねぇ~って思ってる人には


ちょうどいい短編集だと思う。


連作とは思わずに読んでると


途中で「あ、リンクしてる」ってくらいの繋がり方で、


主人公・クロハの佇まいのようなものは長編と同じく漂ってきます。




作中で自邏隊って出てきた時、こんな部署あるんだーと思ったら


正式名称は自動車警邏隊っていうのね。


街中をパトカーで巡回する警察官の人たちのことでした。




2つの長編はネット社会を題材にした事件で、


クロハも自邏隊から異動してます。


この短編集はもう少し人と町に密着してるかな。。。




衛星を使い、私に (光文社文庫)/光文社



¥650

Amazon.co.jp







前作「プラ・バロック」に続く「クロハ」シリーズ2作目。




サイコ・キラーかサスペンスか、クライムノベルか、


そんな感じのストーリーです。









「エコイック・メモリ」  光文社文庫  2012年8月発行




結城充孝  (Yuki Mitsutaka)






動画投稿サイトに忽然と現れた、四つの映像。


『回線上の死』と題されたその不鮮明な映像には、


四人の男女が残酷な方法で殺される様子が映し出されていた。


悪戯? それとも本物なのか? 


期限付きの捜査を命じられたクロハは、


映像の中の音に、奇妙なずれがあるのに気付く……。


圧倒的な緊迫感と、想像を遙かに超える展開。


熱狂的支持を集める「クロハ」シリーズ第二弾






(BOOKSデータベースより引用)











気づいたら文庫になっていて即買いです。




前作から数か月後の設定になってました。




1作目同様、インターネット絡みの犯罪。


今回MMORPG内のRMT犯罪も出てくるので


わからない人にはイマイチかもしれないです。




まぁ、それだけ現在(いま)に近い内容ってことなのかな。


リアルにその世代ど真ん中の人の感想も聞いてみたい。




クロハ=アゲハの哀しみと強さは変わらずにあった。




出来れば映像化はしないで欲しいなぁ。


「姫川」シリーズ(誉田哲也著)とダブってしまいそうで嫌だなぁw




結構なボリューム(500ページ超)なのに


緊迫感を持ち続けて最後までスピード落とさず


あっという間にクライマックスへ!


このジャンルが好きな人にはオススメ(・ω・)b




都市に住んでて、ネットを普通に使っている人には


こんなことも有り得るだろうって頭をよぎってしまう犯罪なのが怖いところ。




但し、現代社会の問題とかメッセージ性とかお堅いところじゃなくて


あくまでもエンタメだと私は思います。




エコイック・メモリ (光文社文庫)/光文社



¥840

Amazon.co.jp





5
プラ・バロック (光文社文庫)
結城 充考
光文社
2011-03-10


雨の降りしきる港湾地区。
埋め立て地に置かれた冷凍コンテナから、
十四人の男女の凍死体が発見された!
睡眠薬を飲んだ上での集団自殺と判明するが、
それは始まりに過ぎなかった――。
機捜所属の女性刑事クロハは、
想像を絶する悪意が巣喰う、事件の深部へと迫っていく。

(光文社HPより引用)




好きな系統の本です。
エンターテイメントとして最後まで飽きずに楽しめました。

バーチャルな世界だけでの繋がりのはずがリアルへと繋がっていく。
いまどきならよくある話なだけに、
自分のまわりだってう~ん、可能性はゼロではない と思ってしまう。

文庫の帯に書かれていた「女・松田優作」には首をかしげてしまったが・・・。
警察小説とも書かれているけど、そうゆう括りもピンとこない。
サイコっぽいような気もするけれど。。。
「今」を描いた犯罪小説だと思います。

いくつものプロットを重ねて
ストーリーは加速度をつけて心臓がギュッとなるようなクライマックスへ。
クロハの哀しみと悔しさがジンジン伝わってきます。
出来れば映像化される前に続編を読みたいです。
「エコイック・メモリ」が早く文庫になりますように!

↑このページのトップヘ