ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「か行」で始まる作家 > 小松エメル


¥691
「三毛の龍」と巷で評判の化け猫の龍は、
さらに強い妖怪・猫股になるため、猫股の長者の許を訪れる。
そこで出された条件は、
「情を通い合わせた人間の首を取ってくること」だった。
気が進まぬまま飼い主を探しはじめた龍は、
幼馴染に裏切られてすべてを失った男・逸馬に狙いを定めるが―。
小春の過去を描く待望の番外編ほか、
人と妖の交流と絆を切なくも温かく描き出す珠玉の明治人情妖怪譚。

(内容紹介より引用)




第一部が終わった一鬼夜行シリーズの番外編。
長編です。
最後に短編「かわその恋」が収録されています。
こちらは小春でもなく喜蔵たちでもなく、
小春の友人の妖怪・かわそが主人公のお話です。

番外編は喜蔵たちの時代ではなく、
小春の過去に遡ります。
なので、この番外編だけでも楽しめると思います。

喜蔵の祖父・逸馬と出会うもっと前からの物語。
何故、猫又の長者にならず
青鬼のもとで修業しなおすことにしたのか。
そして、
何故、喜蔵の家の庭に落ちてきたのか(笑)

第一部のシリーズを読んでいると
逸馬のことはある程度わかってはいます。
そして、ところどころで
あぁ これはあの巻にあったシーンね!ということも^^

小春が三兄弟の真ん中というのは
第一部で既にわかっていることで、
幼名とでもいうのか・・・
その三兄弟の名前が可愛らしかった!
一(ひぃ)
二(ふぅ)
三(みぃ)
後にそれぞれ
椿
小春
義光
と名乗るようになる。

更に、兄弟たちが猫又の長者に捧げる首をとるために
関わった人間たち=飼い主との交流が描かれています。
椿と右京
小春と逸馬
義光と伊周・常盤夫妻

首を獲るということは、
それぞれの人の生死に関わること・・・。

人間を見下していたはずの彼ら兄弟が
心に触れる何かを知った時、
また兄弟の道が分かれていきます。
なんだかちょっぴり切なくて・・・。

来年夏の第二部スタートが待ち遠しいです。


¥669
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
名医と評判の青庵の娘・真葛は、医者小町と呼ばれる器量よし。
母亡き後、父の手伝いも器用にこなす利発な娘だ。
大嵐の日、
息子の太一とともに往診から戻った父は
そのまま倒れ臥してしまう。
さらに幼い太一の体には、妖怪うわんが宿っていた! 
うわんは真葛に、
父と弟を助けたいなら、
九百九十九の妖(あやかし)たちを捕らえてこい
と命じるのだが……。
期待の新シリーズ第一弾!

(内容紹介より引用)




「一鬼夜行」シリーズの作家さん。
その「一鬼夜行」シリーズを気に入ったブロガーさんが
先に読んで紹介されていました。

「一鬼夜行」の小春が可愛い過ぎて(笑)
他の小松エメル作品に手が出なかった私ですが
レビュー記事にひかれて・・・(^^ゞ

サブタイトルの「七つまでは神のうち」とは
医療が未発達で幼い子どもが育ちにくかった時代に
巷でいわれていた言葉らしいですね。
つい最近だって、
歳が二桁にならない内に比べるものじゃない、
と言う年配の人も普通にいたし。。。

さて、真葛は床についてしまった父の代わりに
往診をしつつ、妖怪を見つけては
うわんへ差し出す・・・?
差し出すでいいのかなぁ。
その時によって
あちらの世界へ送ったり
うわん自身がのみ込んじゃったり、してます。

1つ1つ解きほぐしていく真葛の姿は真摯に見えるし、
連作短編集のようで読みやすくもあります。

続編が出ているようで、そちらも気になります。



(P[こ]3-7)一鬼夜行 鬼が笑う (ポプラ文庫ピュアフル)/ポプラ社


¥691

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2014年11月発行

閻魔顔の若商人・喜蔵の許を、記録本屋の高市が訪ねてきた。
旅先で小鬼の小春と会ったという。
小春と猫股の長者の戦いが迫っていることに心乱れた喜蔵は、
「もののけ道」に足を踏み入れ、意外な場所に辿りつく。
混乱する喜蔵に手を差し伸べたのは、決して会えるはずのない人物だった――。
過去の点は線へと繋がり、物語は心揺さぶるクライマックスへ。
大人気明治人情妖怪譚シリーズ第一部、感動の完結編!


(内容紹介より引用)




お気に入りのシリーズ・・・終わってしまった(-_-)
猫又鬼の小春と100%人間なのに閻魔顔の喜蔵との友情の物語でした。

来るなと言われてはいたが
小春の身が心配でもののけ道に入った喜蔵、
案内役の五十鈴という妖怪とはぐれたところで
タイムスリップしてしまったらしい。

出た先は、なんと曽祖父の時代だった!
まだ妖怪に成りきれていなかった小春と曽祖父、
その曽祖父と親友・清十郎の関係を知ることになる。

なんとしても小春を救いたい喜蔵は再びもののけ道へ・・・。

次作は来年の夏に小春の過去の番外編が出るようです。
第2部開幕は当分先でしょうねぇ~~~。

私にとって、このシリーズが読みやすいのは
話が進んでも登場人物がいたずらに増えない、というのがあります。
そして、文庫書き下ろしなのも嬉しい。

難しくはないので、こういう世界観が好きなら10代から読めると思います。
コミックもあるらしく・・・
表紙を見たら喜蔵と小春のイメージが
がらがら ガラガラ と大音響をたてて崩れ落ちました。
見なければよかった(;一_一)

メモとしてシリーズを順番に書いておきます。
一鬼夜行
鬼やらい 上下巻
花守り鬼
枯れずの鬼灯
鬼の祝言
鬼が笑う

一番記憶に残ってるのは 「枯れずの鬼灯」 かな。。。


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