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「三毛の龍」と巷で評判の化け猫の龍は、
さらに強い妖怪・猫股になるため、猫股の長者の許を訪れる。
そこで出された条件は、
「情を通い合わせた人間の首を取ってくること」だった。
気が進まぬまま飼い主を探しはじめた龍は、
幼馴染に裏切られてすべてを失った男・逸馬に狙いを定めるが―。
小春の過去を描く待望の番外編ほか、
人と妖の交流と絆を切なくも温かく描き出す珠玉の明治人情妖怪譚。
(内容紹介より引用)
第一部が終わった一鬼夜行シリーズの番外編。
長編です。
最後に短編「かわその恋」が収録されています。
こちらは小春でもなく喜蔵たちでもなく、
小春の友人の妖怪・かわそが主人公のお話です。
番外編は喜蔵たちの時代ではなく、
小春の過去に遡ります。
なので、この番外編だけでも楽しめると思います。
喜蔵の祖父・逸馬と出会うもっと前からの物語。
何故、猫又の長者にならず
青鬼のもとで修業しなおすことにしたのか。
そして、
何故、喜蔵の家の庭に落ちてきたのか(笑)
第一部のシリーズを読んでいると
逸馬のことはある程度わかってはいます。
そして、ところどころで
あぁ これはあの巻にあったシーンね!ということも^^
小春が三兄弟の真ん中というのは
第一部で既にわかっていることで、
幼名とでもいうのか・・・
その三兄弟の名前が可愛らしかった!
一(ひぃ)
二(ふぅ)
三(みぃ)
後にそれぞれ
椿
小春
義光
と名乗るようになる。
更に、兄弟たちが猫又の長者に捧げる首をとるために
関わった人間たち=飼い主との交流が描かれています。
椿と右京
小春と逸馬
義光と伊周・常盤夫妻
首を獲るということは、
それぞれの人の生死に関わること・・・。
人間を見下していたはずの彼ら兄弟が
心に触れる何かを知った時、
また兄弟の道が分かれていきます。
なんだかちょっぴり切なくて・・・。
来年夏の第二部スタートが待ち遠しいです。
![(P[こ]3-8)一鬼夜行 雨夜の月 (ポプラ文庫ピュアフル)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/516kYNJTegL._SL160_.jpg)

