ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「か行」で始まる作家 > 香納諒一

この作家さんは好みかも。。。







「血の冠」  祥伝社文庫  2011年3月発行




香納諒一  (Kanou  Ryouichi)






警察小説の収穫!

内勤警官・小松一郎、連続殺人を追う



元警官越沼(こしぬま)が頭蓋骨を冠のように飾られて殺された。


それは二十六年前の、「キング」と呼ばれた殺人犯による、迷宮入り事件の手口と同じだった――。


弘前(ひろさき)中央署会計課の小松一郎(こまついちろう)は、


幼馴染みの警視庁警視正・風間(かざま)によって、捜査の最前線に立たされる。


少年時代の二人はキングの被害者だったのだ……。


北の街を舞台に、心の疵(きず)と正義の裏に澱(よど)む汚濁を描く、警察小説の傑作!




(BOOKSデータベースより引用)









本屋さんへ行ったら、買うつもりはなかったのに手に取ってましたw


この作家さんでは4作目。


結構、いいかも。




スプラッターじゃないけど猟奇殺人です。


女性は苦手な人もいそうな感じ。




舞台は青森県弘前市。


昔でも未来でもなく、現代(いま)です。




小説の中のセリフが標準語の時と弘前の地元の言葉の時と、あります。




東京へ行った幼馴染の風間と、


ずっと弘前にいた小松が再会するも


あまりにも時間が経っている。


そして、同じ警察官ではあるものの


警視庁のキャリアになっていた風間、


所轄署の会計課の小松、


この二人の距離感を出すのに上手く使い分けているような気がします。


ふっと近寄る時と、スッと離れる時と。


ネット上でのレビューでは「読みにくい」と不評のようです^^;


私は平気でした。




ただ、文字だとイントネーションがわからないのね~。


「まいねん(駄目)でしょうか。」って読んでも


どこにアクセントを置くのかわからない^^;




救いのないラストになりそうだけど


ギリギリのところでかすかな未来が・・・。




ずっしりくるけど、なかなかよかったです。




血の冠 (祥伝社文庫)/祥伝社



¥840

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「贄の夜会」を先に読んで、同じ作家さんでもう1冊読んでみたくなって


選んだのがこの「冬の砦」でした。


実際にはこちらの方が先に出版されていました。









「冬の砦」   祥伝社文庫




香納諒一 (Kanou Ryouichi)






凍てつく朝、横浜郊外の高校校庭で女子生徒が全裸死体となって発見された。


元警官の桜木が真相を追うや、静かな学舎(まなびや)では、


教師の学内不倫や生徒の売春を密告する怪文書、


用地売却を巡る理事会の軋轢(あつれき)など、黒く濁った泡が浮上する……。

死んだ佳奈は十年前、家庭内暴力からの避難施設(シェルター)で大量殺人に遭遇していた。


惨劇が遺(のこ)した精神の傷と事件の関わりとは。


義父への殺人容疑、脅迫、拉致暴力殺人と続発するトラブルは、誰が何を狙っているのか。


そして遊園地廃墟で待ち受ける破局――。


現代社会と人間の心とに潜む「刃(やいば)」を描き続ける著者、渾身のサスペンス。








(BOOKSデーターベースより引用)















元警官とういのが、警視庁捜査1課とか天才的な名刑事とかではなく


交番勤務のおまわりさんだったことに納得しました。


出来過ぎじゃないところがよかったという感じです。




「贄の夜会」のような猟奇殺人ではないです。


事件に高校生たちがどうしても絡んでくる。


大人たちの事情がしっかり影響してしまっている。

シェルターでの事件に遭遇した子供たちが集まっているのだ。




殺人事件だし、サスペンスで間違いないんだけど


なんだか読み終わって切ないような哀しさが残って印象的でした。


本当の原因てどこにあったの?って。


本来、守られて当然の存在が理不尽に傷つけられるのは


例え作り話だとしてもなかなかキツイものがあります。




・・・伝えるためのうまい言葉が見つからなくて、自分の未熟さが恥ずかしいです。




「贄の夜会」は確かに長編で色々な要素が盛り込まれた大作だと思いますが


小説としてはこちらの方が好きでした。









冬の砦 (祥伝社文庫)/香納 諒一



¥900

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バレンタインデーにはふさわしくないけどw




好きなジャンルのサイコサスペンスです。









「贄の夜会」 上・下巻   文春文庫




香納諒一 (Kanou Ryouichi)




≪犯罪被害者家族の集い≫に参加した女性2人の惨殺死体が、


東中野の教会で発見された。


捜査に当たる刑事たちは≪集い≫に参加していた中条弁護士が、20年ほど前、


14歳の時に同級生を殺害し首を学校の門にさらした猟奇殺人犯だったことを知り驚愕する――。




≪犯罪被害者家族の集い≫を舞台にした殺人事件の捜査は、


暗礁に乗り上げた。


被害者の1人、目取真南美の夫・渉の挙動に


不審を抱いた大河内刑事には、公安から圧力がかかる。


事件の裏には沖縄の悲劇、そして警察内部の腐敗が黒々と横たわっていた。


猟奇的殺人者、狙撃者、孤独な刑事の3つ巴の闘いの結末は!? 






(BOOKSデータベースより引用)











事件は女性ハープ奏者の美しい両手首が切り取られた遺体発見から始まります。




猟奇的な犯罪を犯しても「少年」だったなら


その後、弁護士とかになれちゃうんですか?日本て国は。


まず、そこでかなり驚いちゃいました。


フィクションであって欲しいなぁ。私の勉強不足だ・・・(ーー;)




物語が進むにつれてどんどん広がっていきます。


登場人物が子供時代の沖縄問題や公安や・・・


途中で


これって盛り沢山にし過ぎちゃって収集つかないパターン?


と不安になりましたが、ちゃんと収集できてました。




サイコキラー、プロの殺し屋、刑事、公安・・・etc、etc


悲しくもあり、読み応えがあります。


このジャンルが好きな人なら楽しめると思います。






贄の夜会〈上〉 (文春文庫)/香納 諒一



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贄の夜会〈下〉 (文春文庫)/香納 諒一



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