ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ: 「な行」で始まる作家

光と闇の魔法 (扶桑社ロマンス)
ノーラ・ロバーツ
扶桑社
2015-07-02

オドワイヤー家の長女ブラナは、
アイルランドの地もとで雑貨店をいとなみながら、
強大な魔力を持つダーク・ウィッチとして
黒の妖術師キャヴァンを倒すという重要な使命を担っていた。
仲間の一人である乗馬クラブの経営者フィンとは相思相愛の仲でありながら、
フィンがキャヴァンの末裔であることからその関係を深められないできた。
しかし最終決戦に向け決意を新たにするなか、二人の関係にも変化が生じ……
数百年に及ぶ光と闇の因縁の戦いに遂に決着のときが。
愛と魔術の三部作ここに完結!

(内容紹介より引用)




オドワイヤー家トリロジー三部作の完結編。

料理上手なブラナが主役なので期待してました。
何ってアイルランドのおいしい食卓に決まってます♪
悪魔と契約した古の妖術師キャヴァンとの最終対決を控えて
眠れない夜を過ごしたブラナは
夜明けからパンを焼き、スープを作り・・・。

ティータイム用のビスケットも色んな種類が出てきます。
ジンジャー、レモン、シナモンetc
コルカノンてアイルランド料理もすごくおいしそう!
シチューとかに添えて食べるマッシュポテトの豪華版らしい。
あと、クリスマスのお菓子のミンスパイとか。
アイリッシュシチューもね(笑)

いやいや、愛と魔法の物語だった!
アイルランド人て自然を愛し、
昔からあるものを大切にする人たちなのかな。
だから妖精や魔女&妖術師のお話もたくさん残ってるらしい。

三部作のラストはストレスのないエンディングでホッとします。
もうちょっと先まで書いて欲しかったな、と思うのは
結婚式のシーンが知りたかった~。

疲れた時でも楽しめる大人向けのファンタジーだと思います。



イオナはこれまでの人生を全て整理して、
生地アメリカから自らのルーツを求めアイルランド西部へ向かった。
目指すは彼女の一族が昔から暮らす大きな森が間近に控える地。
到着するや彼女は親戚が営む自家製化粧品の店〈ダーク・ウィッチ〉を訪ねる。
出迎えた親戚二人は彼女を歓待したうえに就職先まで面倒をみてくれた。
乗馬クラブで仕事を始めたイオナは
そこでオーナーのボイルの姿を目にして激しく心をときめかせる……。
緑豊かな大自然を舞台に繰り広げられる恋と魔術の三部作が幕を開ける。

(内容紹介より引用)




楽しいファンタジーでした。

扶桑社ロマンスというレーベルから出ていますが
アイルランドの古の魔女の家系のお話で、
ロマンス色は薄く魔法絡みのファンタジーという印象です。

内容紹介文の
「恋と魔術」という表現がぴったりです。

恋愛話だけでなく、
最初のダーク・ウィッチ、ソーカが闘った
邪悪な妖術師・キャヴァンが数百年の時を超えて襲いかかる!

今回のヒロイン、イオナがアメリカから移住してきたことで
何かが始まった・・・?

ソーカの末裔であるオドワイヤー家の魔力を持つ3人の物語を
それぞれ1冊にして三部作になってるので残り2作も読むつもりです。

キャヴァンとの闘いはまだ続きます~。

アイルランドの自然や観光名所になっている場所の描写も
行ったことのない私の脳内に景色が広がって楽しかったです。

炎上する君 (角川文庫)
西 加奈子
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-11-22

5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
散歩中に拾った、自分と同じ機種の携帯電話。
その携帯に届いたメールに何の気なしに返信した私は、
返ってきた温かいメールに励まされ、
やがて毎日やりとりを始める―(「空を待つ」)。
我々は足が炎上している男の噂話ばかりしていた。
ある日、銭湯にその男が現れて―(「炎上する君」)。
何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、
小さいけれど大きな変化。
奔放な想像力がつむぎだす愛らしい物語。

(内容紹介より引用)




西加奈子さん、初読みです。
短編集です。
<目次>
太陽の上
空を待つ
甘い果実
炎上する君
トロフィーワイフ
私のお尻
舟の街
ある風船の落下

「キテレツな世界」といったブロガーさんがいらっしゃいました。
読んでみて、
うんうん 確かにキテレツな世界だ(笑)
短編集だから読めたけど
1冊分の長編だったら、
頭の中がぐっちゃんぐっちゃんになりそう!

でも、キテレツなだけじゃなくて
現代のシステムに疲れてしまった心に
じんわり しんみり・・・そんな瞬間もあるんです。

見知らぬ誰かに日々、言葉をかけてもらう『空を待つ』。
タイトル作の『炎上する君』に登場する女子二人がすごくいい。
『トロフィーワイフ』、
相手は侮蔑の意味で言ったのだろうけど、いいじゃないか!
悔しかったらなってみろ・・・ちょっと違うか。
地図にのってない『舟の街』、
徹底的に参る=どん底?の状態になった人間だけがいけるらしい。
戻れるらしいけど、私だったら戻らなくいいわww
ダラダラ過ごしてやるー。

この4編がお気に入りでした。

そして、又吉直樹さんの解説も楽しい。
『火花』の次はフィクションの長編より
コラムのような文章を書いて欲しいと思ってしまった^^

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