¥650
職を失った木崎淳平は、鬱屈した心を抱えてハワイ島にやってきた。
滞在先のホテル・ピーベリーは小さいけれど居心地が良く、
他に四人の日本人旅行者がいた。
だが、ある夜、客の一人が淳平に告げる。
「楽しみにしてろよ。今に面白いものが見られる」不吉な予感の通り、
その後、客の一人が溺死し――。
様々な顔を持つハワイ島の自然と、
人生の夏休みを謳歌する人々が抱える闇を巧緻な筆致で描く、
一気読み必至の傑作ミステリー。
(内容紹介より引用)
文庫になってました。
私はいつも通り古本屋さんで単行本をお安くゲット!
新刊当時にタイトルとキャッチに惹かれてたけど、
手に取るチャンスに巡り合わず・・・
なかなかのミステリーでした。
ハワイ島までやってきて
オーナーが日本人なのはともかく、
宿泊者までが全員日本人、というところがもったいない。
このミステリーのキーは
「リピーターお断り」ってところ!
だからなのか、滞在期間を最長にする人ばかりらしい。
まず最初の宿泊客が消え、
嘘が1つずつバレていき・・・
主人公?の木崎淳平が失職した経緯も
結構なコトでした^^;
で、ラストの答え合わせ的シーンでは、
私が焦点を当てていた人物じゃなくて
あ、そっちね!と、やられてしまいました~。
ピーベリーというのはコーヒー豆のこと。
普通はコーヒー豆って2粒が1つのさやに入ってるけど、
ピーベリーと呼ばれる豆は1粒しか入ってないんだそう。
貴重なので、もちろんお高い。
そのコーヒー豆に孤独を感じた人が
ホテルの名前に・・・。
で、ホテルで食べる食事が
なんともおいしそうに描かれてる!
シーツ交換した後のシーツの真っ白さとか、
ハワイ島ならではの変化に富んだ気候とか、
そういう描写が繊細でした。
長すぎる休暇は人を駄目にするようです。。。
この本の感想を書いたと思っていたら
同じ近藤史恵さんの「桜姫」の感想だった・・・(-_-)


