ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「か行」で始まる作家 > カミラ・レックバリ

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初夏の明るい夜、
ひとりの女が血まみれの手でハンドルを握り、
知る限りたった一カ所の安全な場所へ急いでいた、
後部座席に小さな息子を乗せて。
目的地は女の故郷でもあるフィエルバッカ沖のグローシャール島、
古くから幽霊が棲むと言われる島だった。
数日後、自治体の経理担当者が自室で撃たれて死んだ。
男は直前に“幽霊島”を訪れていたという…。
スウェーデン発の大人気シリーズ第7弾!

(内容紹介より引用)




お気に入りのミステリー、
エリカ&パトリックシリーズ最新刊です。

前作「人魚姫」のラストシーンが
結果を想像した時に、
泣きながら血が出る程叫びたいエンディングでした。

そして、結果の出たこの巻・・・
ヒロイン・エリカの妹であるアンナを襲う悲劇。
何故、彼女ばかり!?
これがもし現実なら、
アンナは実姉のエリカに対して
妬み、嫉妬、憎しみといった悪意を抱いても仕方がないでしょうね。

この物語の中のアンナは深い悲しみの海の底を漂っています。
そして、皆の待つところへ
海の上へ戻ろうと決意したアンナは聖母にすら思える。
本筋の事件と関係ないところで泣けてしまった!

いえ、事件の方も
解明された真実は、やはり哀しくひどいものでした。
読んでる私の頭の中には、
まさかね、嘘でしょ、やめてよー、という予感が。。。

幽霊島はスウェーデン語では、ガストホルメンというようです。
そんな通称がついた小島で過去にあったらしい哀しい出来事が
現在進行する事件の合間に挟まれています。

今回もエリカを取り巻く家族たち、
そしてパトリックの職場の人たち、
彼らのプライベートも少しずつ変化していて
この物語の中で生きているんだな、と楽しめるのも魅力の1つ。
きっとまた次作も買っちゃうでしょうねぇ^^

中年男性が通勤途中行方不明になり、3カ月後凍った湖で見つかった。
凶器は魚をさばくナイフ。
同じ頃、エリカの友人クリスチャンが『人魚』という小説で作家デビューした。
しかし華やかな出版パーティの最中、謎の脅迫状が届き彼は失神する。
その内容を知ったエリカは、
誰かが今にも殺しそうなほど彼を激しく憎んでいると直感するのだが…。
スウェーデン発、大人気ミステリ・シリーズ第6弾!

(内容紹介より引用)




エリカ&パトリック事件簿シリーズ6作目で最新刊。
お気に入りシリーズの最新刊です。

これまでは既刊のものを順番に読んで追っていました。
今年の1月に出たこの本を読み終ってしまったので
次からは新刊が出版されるのを待ちます。
翻訳ものって1年に1冊出れば順調な方でしょうか。
ということで、
次は来年まで気長に待ってます^^

さて、結婚式も無事済んで
パートナーではなく夫婦となったエリカ&パトリックです。
長女・マヤもすくすく成長しているようです。

成長しているものがもう1つ!
それは、エリカのお腹!!!

なんとエリカは二度目の妊娠中~w
しかも、今度は双子ちゃん♪
作中でエリカが自分で「バーバパパのよう」と表現していますが
巨大なようですww 
確か、エリカは身長も高かったはずで・・・ヨーロッパの人ですもんね。
床に座ってしまったら一人では立てないようです^^;

そして妹・アンナも幸せな妊娠中。
このまま何事もありませんように、と祈るばかり。。。

前作から伏線のあった「人魚姫」が今回の事件の鍵になっているようです。

パトリックの捜査する事件=氷の下から見つかった男性の遺体と、
エリカが作家デビューした友人への脅迫状について、
双方がそれぞれに調べていく内に
過去に深く入り込み、とても悲しくて忌まわしい繋がりが見えてくる。

そしてレギュラーの脇役たちも少しずつ時間が経過してるのがわかります。
いい味出してきてる署長のメルバリ、健在です(笑)

無事に事件も解決したところで
今回、全編を通して疲労の色が濃かったパトリックが!!!

そして、キャーーー!と悲鳴を上げたくなるようなラストへ。

絶対に続きを読まなくてはっっっ!
人魚姫 エリカ&パトリック事件簿 (エリカ&パトリック事件簿) (集英社文庫)/集英社


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今は亡き母は、なぜ最期まで私達姉妹に冷たかったのだろう?
屋根裏で母が戦時に書いた日記と古い勲章を見つけたことで、
再び謎と向き合うことになったエリカ。
だが、勲章の鑑定を頼んだ歴史家は直後に撲殺され、
ヒントを探すため読み始めた母の、別人のように感情豊かな日記は
戦中のある日唐突に終わっていた。
スウェーデン発シリーズ第5弾、
二つの時代が交錯する味わい深い名作ミステリ。

(内容紹介より引用)




5作目がシリーズ最大ボリュームの700ページ超!
だけど、既刊では1番よかったかも。

エリカ、パトリック、マヤの3人家族は
子育てと仕事の両立にドタバタしながら過ごしています。
妹・アンナには新しいパートナーが出現し・・・。

前作のラストで発見した亡き母の日記と勲章から
母の若い頃へとタイムスリップするような感覚を味わいつつ、
リアルの殺人事件が絡んできます。

ヨーロッパで親の世代の若い頃といえば
やはり第二次世界大戦の渦中になるようです。
エリカが見つけた勲章はナチスのものだった。。。

冒頭、悪ガキが死体を発見するシーンの蠅の描写は
ちゃんと読むと本を閉じたくなるので流して読みますww

今回のエリカはいきなり殺人事件に首を突っ込むというより
母の日記を読むう内に、フィエルバッカの町の過去を知り
否応なく関わってしまいます。

そして今回、忘れちゃいけない名脇役(?)の署長・メルバリが活躍!
いえ、仕事じゃないんだけどね(^^ゞ
でもねー、憎めないキャラになってきましたよ~。
捨て犬を押し付けられて、
その犬に解雇した刑事の名前を付けるというユーモアぶりに加え、
・・・後は、ネタバレが過ぎるので書きませんw

更に、作中に次作「人魚姫」の予兆がちらちら現れているよう・・・。

更に更に、ラストでエリカとアンナ姉妹に
「マジでっ!?」というような出来事が~^^;

ナチスから捨て犬のネーミングまで
盛り沢山で読み応えのある5作目でした。
このシリーズ、やはり登場人物それぞれに興味がもてます。

踊る骸 エリカ&パトリック事件簿 (集英社文庫)/集英社


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