ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「わ行」で始まる作家 > 若竹七海

悪いうさぎ (文春文庫)
若竹 七海
文藝春秋
2004-07

5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
女探偵・葉村晶(あきら)は、
家出中の女子高校生ミチルを連れ戻す仕事で怪我を負う。
一ヶ月後、行方不明のミチルの友人・美和探しを依頼される。
調査を進めると、他にも姿を消した少女がいた。
彼女たちはどこに消えたのか?
真相を追う晶は、何者かに監禁される。
飢餓と暗闇が晶を追いつめる……
好評の葉村晶シリーズ、待望の長篇!

(内容紹介より引用)




以前読んだ短編集「依頼人は死んだ」と
同じ主人公、探偵・葉村晶シリーズの長編。
短編集の後味が悪くて積読が長くなってしまいました。

しかし!
短編集で後味が悪いなんて言ってられなかった。

若竹作品にはいつも毒が仕込まれているのですが、
これは毒のあるミステリーというより
ハードボイルド小説ですね。

事件を追った結果、
探偵の葉村も心身ともに痛めつけられ
三十路シングル女性の脆さを痛感したが、
解決後に一体いくつの家庭が崩壊したのだろう。
亡くなった命の数も多い・・・。

苦いを通り越して、おぞましさを感じてやり切れない。

真相を聞きだす葉村の心境は
読んでる私の心境にぴたりと重なっていました。
「わかってる、薄々わかってるんだ。
 聞けばゾッとするって。
 でも、コイツの口からはっきり言わせなきゃいけない。」

何がそんなにゾッとするのか・・・
さすがにそれは書けませんが、
ネタバレを半分覚悟でヒントを挙げるなら
<うさぎ><ゲーム><狩猟> です。
これでも、半分なんです。。。

アクションファンタジーの世界から抜け出そうと
リアリティ重視で積読の中から選んだ1冊。
ちょっとリアル過ぎてまた違うドツボにハマりました(-_-)

御子柴くんの甘味と捜査 (中公文庫)/中央公論新社


¥691

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2014年6月発行
長野県警から警視庁捜査共助課へ出向した御子柴刑事。
甘党の上司や同僚からなにかしらスイーツを要求されるが、
日々起こる事件は、ビターなものばかり。
上田市の山中で不審死体が発見されると身元を探り(「哀愁のくるみ餅事件」)、
軽井沢の教会で逃亡犯を待ち受ける(「不審なプリン事件」)。
『プレゼント』に登場した御子柴くんが主役の、文庫オリジナル短篇集。

(内容紹介より引用)




1話完結型の短編集です。

御子柴(みこしば)という名前なのに、警視庁の先輩刑事には
「ながの~」と地名で呼ばれてしまう、人のよさそうな若い刑事さんが主役。

若竹さん特有の毒はないです(笑)
逆に言えば、とても読みやすかったです。

5編の短編のタイトルからしておいしそう~♪
「哀愁のくるみ餅事件」
「根こそぎの酒饅頭事件」
「不審なプリン事件」
「忘れじの信州味噌ピッツァ事件」
「謀略のあめせんべい事件」

御子柴くん、いっつも先輩に横取りされちゃうんだよな~。

くるみ餅、酒饅頭、おやき、信州味噌ピッツァ・・・
ついでに小布施の栗かのこも!
あぁ 食べたいなぁ~(*⌒∇⌒*)

読み終わってみれば、事件より甘い物が記憶に残った私!(^▽^;)

この御子柴くんは「プレゼント」にちらっと登場してるようです。
未読なので確かではありませんが・・・^^;

依頼人は死んだ (文春文庫)/文藝春秋


¥669

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念願の詩集を出版し
順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。
健診を受けていないのに送られてきたガンの通知に当惑する佐藤まどか。
決して手加減をしない女探偵・葉村晶(あきら)に
持ちこまれる様々な事件の真相は、
少し切なく、少しこわい。
構成の妙、トリッキーなエンディングが鮮やかな連作短篇集。
解説・重里徹也

(内容紹介より引用)




今回から本の画像を上に持ってきてみました。
どうでしょ・・・ま、些細なことですねw

連作短編集です。
<目次>
濃紺の悪魔
詩人の死
たぶん、暑かったから
鉄格子の女
アヴェ・マリア
依頼人は死んだ
女探偵の夏休み
わたしの調査に手加減はない
都合のいい地獄

若竹さんの短編集、私には読みやすいはずなんだけど
これは、やっと読み終わったって感じでちょっとキツかったです。
なんだろ~・・・
人が死に過ぎる。
それも身近なところで。
かなりダークな印象。

ほっと息がつけたのは「女探偵の夏休み」でした。

そして、一番ゾッとしたのは「鉄格子の女」。
女探偵・葉村晶が、なぜ死んだのか?を推察する。
・・・・・彼は、妻をどれほど憎んだのだろう。

さらっと読める時はいいけど
引っかかってしまうとなかなかページが進まない本みたいです。

続編の「悪いうさぎ」(長編)も積読にしちゃってあって・・・
さて、どうしよう~ (;´▽`A``

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