ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ: アンソロジー


¥669
人気作家の競作アンソロジー 新たな出会いと出発の物語


父の浮気から両親が離婚、娘は高校の寮に入る
――今日は家族解散の日。
最後だから、と秘密の暴露を始めた三人は
父の携帯に届いたメールに誘われ、
見ず知らずの若い男とドライブに出かける(伊坂幸太郎「残り全部バケーション」)。
行き止まりに見えたその場所は、自分次第で新たな出発点になる!
 時代を鮮やかに切りとりつづける人気作家7人が描く“再生”の物語。

(内容紹介より引用)




自分の描いた「はじまりの一歩」が
もっと深いところにあったか、
空の高いところのような空気感を期待していたのか・・・
ショートストーリー過ぎて
あっという間に1つの物語が終わってしまう印象でした。

もう少し作家さんを減らして
一編の長さを増やしてくれた方が良かった。
もったいない、と思ってしまう~。
でも、おもしろかったお話もいくつかありました!

<目次> ・・・ 掲載順です。

「よろこびの歌」  宮下奈都
「あの日の20メートル」  福田栄一
「ゴーストライター」  瀬尾まいこ
「コワリョーフの鼻」  中島京子
「会ったことがない女」  平山瑞穂
「瞬間、金色」  豊島ミホ
「残り全部バケーション」  伊坂幸太郎

私が断トツで楽しんだのは、
瀬尾さんの「ゴーストライター」でした。
この短編を読んだら
「戸村飯店 青春100連発」 (文春文庫)が読みたくなった!
正反対のタイプに見える兄弟の
ギクシャクしながら過ごしてきた毎日と別れが良かったです。
戸村飯店にチャーハン食べに行きたい(笑)

そして、初読みの作家さん、豊島ミホさんの
「瞬間、金色」がよかったです。
こちらは中学時代から始まる女の子二人のお話。
この作家さんはどの作品が一番有名なんでしょうね???
たぶん、私より若い世代の人には知られているのかも^^;

伊坂幸太郎さん、異次元空間になってませんよw
でもね、登場する家族の母だったはずで
普通の主婦だったはずの女性がちょっと怖い。
離婚にあたって何を考えてるのか、さーっぱりわからない!
浮気してた父であり夫の情けなさも容赦ないですw

このアンソロジーを読むのに
4月という今の時期がちょうどいいんじゃないかと思ったけど
私としては、ちょっとばっかり肩すかし・・・(´・ω・`)
好きな作家さんが入っていたら
読んでみて下さい。


3
「ABC」殺人事件 (講談社文庫)
有栖川 有栖
講談社
2001-11

連続殺人犯vs.名探偵、これぞミステリー!

名探偵に送りつけられる挑戦状、
法則性のある連続殺人事件、
そして驚くべき真犯人!
女王・クリスティの名作「ABC殺人事件」をモチーフに
5人の鬼才が綴る、華麗なる事件簿。
「灰色の脳細胞」ポアロをしのぐ名探偵は果たして誰か。
ミステリーファンに贈る、
文庫創刊30周年記念・書き下ろしアンソロジー!!

(内容紹介より引用)




ABCに「」が付いてるところが・・・!(笑)

ものすごーく前の本で既に絶版ぽい。
当時、あぁ気になる~と思ったのに
そのまま歳月が流れてしまったようです(-_-)
読みたいと思ったら、見つけた時が買い時です。

<目次>
ABCキラー  有栖川有栖
あなたと夜と音楽と 恩田陸
猫の家のアリス 加納朋子
連鎖する数字 貫井徳郎
ABCD包囲網 法月綸太郎

私にとっては、なかなか魅力的なラインナップ!
それぞれに、ABCを絡めた事件がおこるのですが
その使い方とか真相とか、個性があって楽しめました。

「ABCキラー」
お馴染みの著者と同姓同名の作家と火村英生が登場。
有栖川センセの語る大阪弁がコミカルさを添えています。

「あなたと夜と音楽と」
これ、結構好きでしたね!
短編の中にギュッとミステリーの要素がつまってました。

「猫の家のアリス」
冴えない探偵の仁木と
アリスこと探偵助手の安梨沙のコンビが登場。
猫がいーっぱいw 猫屋敷での事件です。

「連鎖する数字」
吉祥院慶彦なんてすごい名前の作家と
その後輩で捜査一課刑事・桂島のコンビ。
他にもこのコンビが登場する作品があるのか、わかりません。
ごめんなさいw

「ABCD包囲網」
もちろん法月綸太郎と久能警部が登場します。
自ら出頭する男の描写がほんとに嫌な雰囲気ですね~(笑)

古い本だったけど、とても面白く読み切りました。

5
アンソロジー お弁当。
武田百合子
パルコ
2013-08-31

¥1728
7つの章からなる41個の「お弁当」
ひとのお弁当は、いつも気になる。ぎっしり詰めた41篇。
阿川佐和子、阿川弘之、池波志乃、池波正太郎、
池部良、泉昌之、入江相政、内田百閒、宇野千代、
江國香織、角田光代、金井美恵子、川本三郎、
木内昇、幸田文、酒井順子、沢村貞子、椎名誠、
獅子文六、東海林さだお、白石公子、杉浦日向子、
洲之内徹、高濱虚子、武田百合子、立原えりか、
筒井ともみ、中坊公平、野上彌生子、八代目坂東三津五郎、
華恵、林真理子、原田宗典、穂村弘、
南伸坊、向田邦子、山本周五郎、吉川英治、
吉田健一、吉村昭、よしもとばなな(50音順)
写真:阿部了

(内容紹介より引用)




読んでから随分と時間が経ってしまいました。
うっかりです(>_<)

アンソロジーのシリーズとして色々なモチーフの本が出ています。
その中で私が一番惹かれたのが「お弁当」でした。

自分の思い出の中の「お弁当」について
考えながら、ゆっくり楽しんで
読むのにも時間をかけていました。

たくさんの、いろいろなお弁当が出てきます。

お弁当を撮ったカラー写真と共に、
7つの章に分かれて掲載されています。
<記憶のなかのお弁当>
<おんなのお弁当>
<ふれあうお弁当>
<おとこのお弁当>
<だれかを思うお弁当>
<おにぎり・おむすび弁当>
<移動するお弁当>

エッセイあり、創作物語あり、と
書いた人が思い浮かべたお弁当の
背景(時代)までが感じられて
私には懐かしさがいっぱいでした。
読む人の年齢によって受ける印象が違うんでしょうねぇ。

どのお話が一番とかって選べないです。

アルマイトのお弁当箱?なんのことやら?な人でも大丈夫!
ちゃんとカラー写真がありますよ~(笑)

おにぎりとおむすび・・・
実母は「おにぎり」といっていた。
そして義母は「むすび」という。
こんな些細なことでも、面白いな と思う。
ページをめくりながら
ふふっと笑みが浮かぶ。

私も1つ書いてみようか、と思わせてくれる。

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