風早の街でひと夏を過ごすことになった少女・瑠璃は、
夢に導かれて訪れた洋館でクラウディアという謎めいた女性と出会う。
彼女は本の修復や造本をするルリユール職人、
どんなに傷んだ本でも元通りにできるという。
ぼろぼろになった依頼人の本を、
魔法のような手わざで綴じなおすクラウディア。
あるいはそれは本当に魔法なのか。
その手伝いをするうちに、
瑠璃のなかに秘められていた悲しみも修復されていく。
本を愛するひとたちの美しく不思議な物語。
(内容紹介より引用)
ずっと読みたいと思っていた物語が文庫になったので。
先入観を持ちたくなくて
あまりたくさんの人の読後レビューは
目にしないようにしていました。
読み終わった直後の一言→なに、この物語!
やられました~。
本好きにはたまらないですね。
風早の街シリーズで好きなのは
「花咲家」と「竜宮ホテル」でしたが、
今回の『ルリユール』きました!(笑)
図書館の司書さんがする本の修理を
家庭での傷の手当てとするならば、
ここに登場するルリユールは名医の手術でしょうか。
いや、やっぱり魔法で
魔法が使えるなら職人さんじゃなくて魔女なのよ~( ´艸`)
「宝島」と「黄昏のアルバム」の章が好きです。
ぽろぽろと泣けてきます。
最後の文庫書き下ろし「春の小函」も
ほーんの少しだけ成長した瑠璃の姿があって嬉しかった!
やっぱり紙の本を買おうと思う。
大切に読もうと思う。
そして、
おばあちゃんになっても
風早の街に立って涙を流す心をもっていたい。

