十一月七日水曜日。
女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。
何をしても、どこに行っても、朝になれば全てがリセットされ、
再び十一月七日が始まる。
悪夢のような日々の中、藍は自分と同じ「リプレイヤー」の隆一に出会うが…。
世界は確実に変質した。
この繰り返しに終わりは来るのか。
表題作他二編を収録。
名作『夜市』の著者が新たに紡ぐ、圧倒的に美しく切なく恐ろしい物語。
(内容紹介より引用)
読メのイベント、
【ファンタジー・フェスティヴァル ★Demons★(10月19日-31日)】参加本。
短編集。
<目次>
秋の牢獄
神家没落
幻は夜に成長する
美的センスの高いホラー、という印象。
表題作『秋の牢獄』で
11月7日だけを繰り返す、自らをリプレイヤーと呼ぶ人々。
最初は、
それがそんなに恐怖を感じるとは思えなかった。
読み進める内にゾワッとしてきた。
記憶がある!
リプレイヤーたちには
今日の11/7は自分にとって何回目なのか、
昨日の11/7は何をしたのか、
また、誰がどうするのか。
先へ進むことも、将来を夢見ることもできない。
やがて、一人ずつ消えていく・・・。
3編とも囚われることがモチーフになっていました。
読後感が悪いわけじゃないけど、
エンディングに闇を見るかな。
さすが、恒川ワールドです。
恒川さんの世界観が好きなので楽しめました。


