- ([お]13-1)クローバー・レイン (ポプラ文庫)/ポプラ社

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大崎梢
2014年7月発行
老舗の大手出版社に勤める文芸編集者の彰彦は、
過去の人と目されていた作家の素晴らしい原稿に出遭い、自分の手で本にしたいと意気込む。
けれど会社では反対され、なかなかGOサインが出ない。
いくつものハードルを越え、彰彦はさまざまな人を巻き込んで、
本を出すため、そしてそれを多くの人に届けるために奔走し、
同時に自分自身のわだかまりにも向き合っていく。
本にかかわる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる物語。
(内容紹介より引用)
せっかく新刊を読んだので先に感想UPします。
シリーズものじゃない長編。
まず、よかったです。
ジャンルを問わず本が好きな人なら、きっと何かしら感じるはず・・・。
大崎梢さんの人気シリーズでは、他にも本に携わる人たちの物語が書かれています。
成風堂シリーズでは本を売るお店の書店員さん達を、
ひつじ君シリーズでは書店へ本を売り込む出版社の営業さんを、
そしてこの物語では、いっちばん最初のところを。
作家さんが書いても出版社に認めてもらわなくては
「本」というカタチになって人々の目に触れ、読まれることはない。
知っていたはずなのに、すっかり忘れていた!
売れる本
売りたい本
読みたい本
めでたく1冊の本になった中にもいろいろある。
この物語で書かれる1冊の本は、
出版社にとっては「売れる」でもなく、「売りたい」でもない作家の書いたもの。
本に作り上げる気にはなれない・・・
でも、担当編集の彰彦は「読みたい」と思ったのだ。
更には多くの人に読んでもらいたい、と。
その1冊を「本」にするために彰彦は奔走する。
1冊の本が店頭に並ぶまでに、どれだけの人が携わり
どれほどの時間がかけられているか、よくわかりました。
今まで以上に本が好きになり、1つ1つの物語を丁寧に読みたくなる。。。
そして、こんな風に本を紹介することは無駄ではないとも思えました^^

