ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

カテゴリ:「か行」で始まる作家 > 加納朋子

月曜日の水玉模様 (集英社文庫)/集英社



¥540

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加納朋子




2001年10月発行




いつもと同じ時間に来る電車、その同じ車両、同じつり革につかまり、一週間が始まるはずだった―。


丸の内に勤めるOL・片桐陶子は、通勤電車の中でリサーチ会社調査員・萩と知り合う。


やがて2人は、


身近に起こる不思議な事件を解明する〈名探偵と助手〉というもう一つの顔を持つように…。


謎解きを通して、ほろ苦くも愛しい「普通」の毎日の輝きを描く連作短篇ミステリー。






(内容紹介より引用)









ブロ友さんが読んでいたので^^




連作短編集。


<目次>


月曜日の水玉模様


火曜日の頭痛発熱


水曜日の探偵志願


木曜日の迷子案内


金曜日の目撃証人


土曜日の嫁菜寿司


日曜日の雨天決行




会社勤めをしていると、毎日同じ電車の同じ場所に乗るようになります。


学生の時の通学とは違うOLならではの視点がおもしろかったです。




男性には理解しにくいかもしれないけど、


スーツとネクタイの組み合わせを女性は意外と記憶してるものなんですよw




そこから始まった陶子と萩。




近いような遠いような、


知っているようでよく知らない関係が


時に心地よく、また寂しく・・・。




二人の日常の中で起こる謎を解きながら


お互いを知っていく大人の二人がいいです。




加納さんにしては、すんなりサラッとした短編集でした。


読みやすいです^^





ぐるぐる猿と歌う鳥 (講談社文庫)/講談社



¥605

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加納朋子




2013年12月発行







かつて子どもだった人へ。

あの日あの場所で感じた切なさが、この物語でよみがえります。



父の転勤で北九州の社宅へ引っ越して来た高見森(たかみしん)。


同じ社宅に住む子どもたちと仲良くなるにつれ、


彼らがある秘密を共有していることに気づく。


そして「パック」と呼ばれる謎の少年には、ある役割があった――。


理不尽な想いを抱える仲間を守り、


仲間に守られながら生きる少年少女たちの、清々しく明るい物語。




(内容紹介より引用)













加納朋子さん、たくさんは読んでないのですが


好きな作家さんの一人です。




この本は、最初は児童書として単行本で出版され


ノベルス→文庫、で一般書(大人向け)扱いになったようですね。




子どもたちが読むと、


小学5年生・シンたちのドキドキハラハラする物語、


でも、大人が読むと深いです。


キャッチの


「かつて子どもだった人へ」


そのまま私も書きたい。




大人の身勝手さと、それに振り回されるまだまだ無力の子どもたち。


それでも彼らはとても逞しくて、賢い!




元は児童書とあなどっちゃいけませんw


プロローグから、ふっと中に入り込めるのですが


後半になって、いくつかの謎が明かされていく過程で


更にぐいっと物語の中に連れていかれます。




よかったです^^







「てるてる あした。きょうはないても あしたはわらう。」















「てるてるあした」  幻冬舎文庫  2008年2月発行




加納朋子  (Kanou Tomoko)








親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。


そこで彼女が一緒に暮らすことになったのは、


おせっかいなお婆さん、久代だった。


久代は口うるさく家事や作法を教えるがわがまま放題の照代は心を開かない。


そんなある日、彼女の元に差出人不明のメールが届き始める。


その謎が解ける時、照代を包む温かい真実が明らかになる。






(文庫裏表紙より引用)













加納朋子さん、読んだことないなんて言ってましたが


しっかり読んでました・・・!


姉妹編の「ささら さや」 も(^_^;)




テレビドラマ化されたらしいのですが、全く知りませんでした。




主人公の照代に届く謎のメール、それがトップに書いた文章です。


「てるてる あした。きょうはないても あしたはわらう。」


なんとも素敵な言葉です。


明日という希望があること、忘れていたかもしれません。




ミステリーではなくて、照代が自立していく過程を


佐々良の町を舞台に優しく、温かく見守るように書かれています。


少女の幽霊などの謎も一緒に。


謎は最後に解き明かされます。




そして、別れがあり、泣けます。




やっぱり加納朋子さん、いいですね。


大人はもちろん、中学生以上ならきっと楽しめると思います。






てるてるあした (幻冬舎文庫)/加納 朋子



¥630

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