現代社会崩壊後、陸地の大半が水没した未来世界。
そこに存在する魚舟、獣舟と呼ばれる異形の生物と
人類との関わりを衝撃的に描き、各界で絶賛を浴びた表題作。
寄生茸に体を食い尽くされる奇病が、日本全土を覆おうとしていた。
しかも寄生された生物は、ただ死ぬだけではないのだ。
戦慄の展開に息を呑む「くさびらの道」。
書下ろし中編を含む全六編を収録する。
(内容紹介より引用)
先に読んだ『華竜の宮』からの派生読書。
短編集です。
<目次>
魚舟・獣舟
くさびらの道
饗応
真朱の街
ブルーグラス
小鳥の墓
SFなんだろうけど
色々なシチュエーションがあって
面白くもあり、なかなか怖くもありました。
表題作の『魚舟・獣舟』は
あの『華竜の宮』を書くキッカケになった短編なのかな。
長編とは全く別物、というか
あの世界の中では、こんなエピソードもあったでしょうね・・・
という感じの短編でした。
『くさびらの道』では、もうホラーっていうか何というか!
これがバイオテロだったら嫌だー!!!
物語の深みを読む以前に生理的に厳しかった~(-_-)
『饗応』、『真朱の街』、『ブルーグラス』までが短編で、
最後の『小鳥の墓』は中編ぐらい。
これ1冊でも薄い文庫本になりそうなボリュームです。
ストーリーは近未来。
やはり人類は管理されている・・・。
ドロップアウトすることもままならないような管理社会で
生まれついてのシリアルキラーは
いつ自分の本性に目覚め、どう動くのか?
どの物語もかなりの毒を含んでいます。


