5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
魚屋の辰次が柄にもなく端唄を習っていると知り、
暴走を始める万造と松吉…。
島田鉄斎を突如訪ねてきた武家妻女の正体は?
晴れて父親になった久蔵が陥った窮地とは?
本所亀沢町の「おけら長屋」は、いつも騒動の宝庫だ。
大家・徳兵衛の知られざる過去に発し、
父娘の複雑な情愛を見事に描いた長講「てておや」はじめ、
人情落語テイストに磨きをかけた大好評シリーズ、注目の第三弾。
文庫書き下ろし。

(内容紹介より引用)




シリーズ3作目。安定のおもしろさ!

<目次>
その壱 うたかた
その弐 こばなれ
その参 あいえん
その四 ふろしき
その五 てておや

相変わらずの長屋の面子が揃って
どたばたと日常が始まっていく。
3作目ともなれば、
私自身もすっかりお仲間の気分です^^

今回はおいしいものより人情が溢れていました。

四話目の『ふろしき』が一番短いお話なのに
中身がギュッと詰まっているように感じました。
てておやになったばかりの久蔵の焦りも
心と身体に負った傷の痛みも、しっかり伝わってきました。

ほろりと泣かされるかと思うと、
くっくっく!と笑わせられる。
江戸時代の人々の大らかさと覚悟の持ちようが好きです。

続きも読みまーす^^