南の島のティオ (文春文庫)/文藝春秋


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 1996年8月発行

 受け取る人が必ず訪ねてくるという不思議な絵ハガキを作る「絵ハガキ屋さん」、
 花火で「空いっぱいの大きな絵」を描いた黒い鞄の男などの
 個性的な人々とティオとの出会いを通して、
 つつましさのなかに精神的な豊かさに溢れた島の暮らしを爽やかに、
 かつ鮮やかに描き出す連作短篇集。
 第41回小学館文学賞受賞。

 (内容紹介より引用)


 

 あと半年ぐらい早く読んでれば良かった~。
 そうしたら夏休みのYA向けに紹介できたはず・・・。

 池澤夏樹さん、むかーし昔に読んだことある作家さん。
 最近、他のブロガーさんのところで見かけまして、また読んでみたくなりました。
 再読にならないように記憶を掘り返しながら選書したのがこの本でした。

 児童書として書かれた物語ですが、
 新潮文庫版を読む限り、普通に大人向けの小説ともいえます。

 <目次>
 絵はがき屋さん
 草色の空への水路
 空いっぱいの大きな絵
 十字路に埋めた宝物
 昔、天を支えていた木
 地球に引っぱられた男
 帰りたくなかった二人
 ホセさんの尋ね人
 星が透けて見える大きな身体
 エミリオの出発

 抜けるような青い空と環礁に囲まれた美しい海をもつ常夏の小さな島。
 それがティオの生まれ育ったところ。

 大人が読むと、何故か少し切なさも感じる。
 ティオは既に知っているのです。
 自分の島はそれほど豊かでも、開発がすすんでいるわけでもない。
 海の向うには想像もできないような高い建物が林立し、
 ティオの島では得ることのできない文明の利器が溢れていることを。。。

 それでもティオは島やそこに住む自分たちを卑下したりしていない。

 ティオ、今も元気にしてるかな。
 島で真っ黒に日焼けしてニッコリ笑っているかな。
 少し成長しただろうか。

 いつか、ティオにまた会いたい。

 まだ新潮文庫では読みにくい年齢ならこちらをどうぞ♪
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南の島のティオ (講談社青い鳥文庫)/講談社


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