ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2016年05月


鬼無里が、消える…。
民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は
差出人不明のメールを受け取り、かつて訪れたH村に思いを馳せる。
5年前、鬼の面をつけ、家々を練り歩く神事の最中、
殺人事件が起きたのだった。
誘われるようにふたたび向かった村では、ある女性が待っていた―。
著者急逝から6年、
残された2編と遺志を継いで書かれた4編を収録。
歴史民俗ミステリ、堂々たる終幕!

(内容紹介より引用)




北森鴻氏が書き残した2編に
浅野里沙子さんが4編を書き足して1冊の本になり、
蓮杖那智シリーズの最後の短編集です。

北森鴻氏のシリーズ作品の中で
このシリーズが一番好きかもしれません。

どの短編がどちらの作家が書いたのかは、
読んでいるとなんとなくわかってきます。
民俗学の、蓮杖那智の陰に惹かれていた人には特に・・・。
浅野さんによる「あとがき」にもはっきり書かれています。
先に知るか、後からそうだったのかと思うかは
皆さんの自由だと思うので私は触れずにおきます。

<目次>
鬼無里(きなさ)
寄偶論(きぐうろん)
祀人形(まつりひんな)
補陀落(ふだらく)
天鬼越(あまぎごえ)
偽蜃絵(にせしんえ)

やっぱり民俗学って終わりがないと思う。
どのお話も正しく民間伝承から発してる事件よね、という印象です。

「鬼無里」に登場した女性の笑顔には
ミクニだけじゃなくて私もゾッとしたと思うし、
「祀人形」で過去を掘り起こしていく那智の姿に
やっぱりそうくるよね、と。
そしてタイトル作の「天鬼越」、世界が作り上げられていって
那智、ミクニ、佐江の三人が生きてきます。

そしてそして、本当のラストになってしまった「偽蜃絵」!
彼ら三人は今も日本のどこかでフィールドワークしているんだろうと。。。

婚約者でもあった浅野里沙子さん、
蓮杖那智を終わりにするために書く・・・
大変ご苦労されただろうと思います。
未完のシリーズを終わらせて下さったことに
一ファンとして感謝いたします。

光と闇の魔法 (扶桑社ロマンス)
ノーラ・ロバーツ
扶桑社
2015-07-02

オドワイヤー家の長女ブラナは、
アイルランドの地もとで雑貨店をいとなみながら、
強大な魔力を持つダーク・ウィッチとして
黒の妖術師キャヴァンを倒すという重要な使命を担っていた。
仲間の一人である乗馬クラブの経営者フィンとは相思相愛の仲でありながら、
フィンがキャヴァンの末裔であることからその関係を深められないできた。
しかし最終決戦に向け決意を新たにするなか、二人の関係にも変化が生じ……
数百年に及ぶ光と闇の因縁の戦いに遂に決着のときが。
愛と魔術の三部作ここに完結!

(内容紹介より引用)




オドワイヤー家トリロジー三部作の完結編。

料理上手なブラナが主役なので期待してました。
何ってアイルランドのおいしい食卓に決まってます♪
悪魔と契約した古の妖術師キャヴァンとの最終対決を控えて
眠れない夜を過ごしたブラナは
夜明けからパンを焼き、スープを作り・・・。

ティータイム用のビスケットも色んな種類が出てきます。
ジンジャー、レモン、シナモンetc
コルカノンてアイルランド料理もすごくおいしそう!
シチューとかに添えて食べるマッシュポテトの豪華版らしい。
あと、クリスマスのお菓子のミンスパイとか。
アイリッシュシチューもね(笑)

いやいや、愛と魔法の物語だった!
アイルランド人て自然を愛し、
昔からあるものを大切にする人たちなのかな。
だから妖精や魔女&妖術師のお話もたくさん残ってるらしい。

三部作のラストはストレスのないエンディングでホッとします。
もうちょっと先まで書いて欲しかったな、と思うのは
結婚式のシーンが知りたかった~。

疲れた時でも楽しめる大人向けのファンタジーだと思います。


2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2909ページ
ナイス数:152ナイス

桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)感想
ささっと下巻へ!
読了日:4月3日 著者:宮部みゆき
桜ほうさら(下) (PHP文芸文庫)桜ほうさら(下) (PHP文芸文庫)感想
大好きな宮部さんの時代もの、上下巻のボリュームだけどあっという間に読み終わりました。 本筋の長編にうまくその時々の事件を絡めて4つの章に分かれています。心が通わない家族ほど哀しいものはないかもしれない・・・。 長編レビューはまた後日ブログにて。
読了日:4月3日 著者:宮部みゆき
夏への扉[新訳版]夏への扉[新訳版]感想
SFなのに、今この時代に読んだせいか、ノスタルジー感じました。我が家のキジトラ猫の名前をピートにしたくなってしまった!(笑)
読了日:4月10日 著者:ロバート・A・ハインライン
魔女の眠る森 オドワイヤー家トリロジー1 (扶桑社ロマンス)魔女の眠る森 オドワイヤー家トリロジー1 (扶桑社ロマンス)感想
ロマンスというより魔法絡みのファンタジーでおもしろかったです。舞台は現代ですが、アイルランドの昔話の雰囲気から始まるストーリー好きなんです。三部作とのことなので続きも読んでみるつもり・・・。
読了日:4月23日 著者:ノーラ・ロバーツ
心惑わせる影 (扶桑社ロマンス)心惑わせる影 (扶桑社ロマンス)感想
三部作の2作目。1作目の時も思ったけど、タイトルは原題のままでよかった。2作目ってこんな風になるパターン多いよねと思いつつ・・・主役がコナーになってお相手がミーラ、そして解決するはずがないキャヴァンとの闘い(だって三部作だもん)・・・。次のブレナ&フィンのカップルと解決編に期待します。やっぱりロマンス小説ではなくて魔法ファンタジーでした。
読了日:4月24日 著者:ノーラ・ロバーツ
光と闇の魔法 (扶桑社ロマンス)光と闇の魔法 (扶桑社ロマンス)感想
三部作完結。光の魔法使いたちと邪悪な妖術師の闘いに終止符がうたれる。完結編はやっぱりおもしろいですね!ストレスかからないラストも嬉しい^^欲を言えば、結婚式のシーンが知りたかったなぁ。 ブラナの作るアイルランド料理、コルカノンがやたらおいしそうでした。
読了日:4月28日 著者:ノーラ・ロバーツ

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