ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2016年02月


『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。
『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。
『遠目』『つむじ足』など特殊な能力をもつ常野一族の中でも
最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。
そして今、母が倒れた。
ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。
親切な言葉をかける老婦人は味方なのか?
『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は?
緊迫感溢れる常野物語シリーズ第3弾。

(内容紹介より引用)




常野一族の物語、三作目。

『光の帝国』の中の短編の1つ、
『オセロ・ゲーム』に登場した
「裏返す」力を持つ拝島瑛子とその娘・時子、
失踪した父、一族で「洗濯屋」の力を持つ火浦、
彼らがメインの長編です。

12月の日付が付いた章ごとに
主役(視点)が変わり、
時間が前後したりするので
頭の切り換えが上手くいかないと
読み進めるのに苦労するかも・・・。

大人向け寓話というより
サスペンスの要素が強いです。

瑛子と時子がそれぞれに
油断したら自分が「裏返される」恐怖と緊張感をもって
毎日を過ごしてきた年月に
こちらまで息をつめてしまいそう。

何が真実?
誰を、何を、信じる?

最後の最後に
ほんの少し、未来へ続く光が見えたような・・・。

あとがきに著者・恩田陸さんが
「常野物語はまだ続きます。」と。
気長に待っていようと思います。

通りゃんせ (角川文庫)
宇江佐 真理
KADOKAWA / 角川書店
2014-01-08

平凡な25歳のサラリーマン、大森連は
ツーリングに出かけた先で道に迷い、滝の裏に落ちてしまう。
目覚めると、そこはなんと天明6年の武蔵国中郡青畑村―!?
時次郎とさな兄妹の許に身を寄せ、
川の氾濫や重い年貢が招く貧困等、
江戸の過酷な現実を目の当りにしていく連。
天明の大飢饉のさなか、村の庄屋が殺害される事件が起こり、
連は思い悩みながらも自らの運命を切り拓いてゆく―。
感動の長編時代小説!

(内容紹介より引用)




もう新作が読めなくなってしまった宇江佐さん・・・。
私はこれからも少しずつ読んでいきます。

この作品、結構古くて古本屋さんじゃないと見つからないかも~。
過去へのタイムスリップものは多いですけど、
宇江佐さんの時代小説、というところに惹かれました。

江戸時代とはいっても
江戸の町中で過ごすのではなく、
少し離れた農村で百姓として
その時代を生きる設定はあまりないように思います。

五人組とか、
あぁ昔、授業で聞いたわって(笑)

当時のお百姓さんたちの
諦めと欲が詳細に書かれていました。
宇江佐さんのフィクションというのを忘れて、
そっか、こんな風に生きていたんだ!と納得してしまいます。

宇江佐さんの書く設定としては異色で
おもしろく興味深かったです。






あやかしが見えてしまう異能の少女さやか。
ある日、タロットカードに「死神」が現れて。
風早の街に封印されていた悪の竜と戦う少女の、傑作ファンタジー復活! 


(内容紹介から引用)




来月発売の「ルリユール」の前に積読崩しですσ(^_^;)

児童書から10年経って
加筆修正され一般向けの文庫になったそうです。
その経緯を知ると、
確かに子どもたちに読んで欲しい物語だと思います。

自分の殻に閉じこもり
世界を見ようとしてなかった少女が、
新しい環境で成長していく。

でも、そのきっかけとなる愛が
ほんの少し必要だったのでしょう。
一人ぼっちで最初の一歩を踏み出せるほど
強い人ばかりではないから…。

舞台はお馴染みの風早の街。
プロローグの江戸時代末期のお話、
とても新鮮でした!

続編があるようです。
オカルト少女探偵団、活躍するのかなぁ。
するんでしょうねぇ(笑)
桃崎さんのキャラ、結構好きです( ´艸`)

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