尋問の天才キャサリン・ダンス、ネットにひそむ悪意に挑む。
陰湿なネットいじめに加担した少女たちが次々に命を狙われた。
いじめの被害者だった少年は姿を消した。
“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスが少年の行方を追う一方、
犯行はエスカレート、ついに死者が出る。
犯人は姿を消した少年なのか?
だが関係者たちは何か秘密を隠している―。
幾重にもめぐらされた欺瞞と嘘を見破りながら、
ダンスは少しずつ真相に迫ってゆく。
完全犯罪の驚愕すべき全貌へと。
(内容紹介より引用)
キャサリン・ダンス2作目。
前作『スリーピング・ドール』から
ほんの2~3週間後の設定になってます。
今回はネット社会が取り上げられていて
著者が日本についてもよく知っている、とわかります。
ブログ、SNSからMMORPGまで
この本の中だけの話じゃなくて
自分自身にとっても切り離せなくなっているかも・・・。
ブログで自身の日記的記述をしている人たちのことを
エスクリビショニスト(escribitionist)と呼ぶそうで、
自己顕示欲の強い人(exhibitionist)と
記述する(scribe)を合体させて造語だとか・・・
うん、なかなか辛辣w
さて、
どうしても前作と比べてしまうのは読者として仕方がないw
もっと!と感じてしまうのも仕方ないww
疾走感は今回は事件の性質上ないです。
どんでん返しはありますが、
ちょっと作り込み過ぎ&盛り込み過ぎかなぁ、という気がしなくもない。
法執行機関上層部の政治的思惑に
振り回される現場の捜査官たちの苛立ちが
あまり描かれていなくて、
解消されて初めて「あ、こんなだったのね」という感想でした。
そして主役のキャサリン・ダンス、
次作では二人の男性の間で揺れそうな気配があります。
でも、ディーヴァー作品でロマンスはいらないんだけどなぁ。
そんなことを言いながら
また¥108コーナーで見つけたら読むんだろうな(^^ゞ
リンカーン・ライムシリーズの方を読みたくなってきました!
そして、文庫は上下巻で文春文庫から出ています。


