ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2015年08月


¥936
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
古文書の専門家グレースの夫と兄が殺された。
犯人は、
目下彼女が翻訳中の14世紀の古文書を狙う考古学財団の理事長。
いったい古文書にどんな秘密が?
耐えがたい悲しみと怒りを胸に
理事長たちの追跡を逃れつつ、彼女はやがて知る―
彼らに復讐するためには、
古文書に登場する勇猛な黒髪の戦士ナイルと会わなければならないことを!
現代と中世を結ぶ流麗なロマンティック・サスペンス。

(内容紹介より引用)




私は初読みの作家さんなのですが、
女性に大人気のベテラン作家さんだそうです。
著作もとても多いです。

たくさんの著作の中からこの1冊を選んだ理由は
「テンプル騎士団の古文書」!
このフレーズに釣られました(^^ゞ

タイトルと装丁のスウィートさに騙されます。
これ、なかなかハードな逃亡劇が始まって・・・
えーと、甘いラブシーン?
それは最後の1/4ぐらいからでしょうか。
ヒロインのグレースが中世のスコットランドへ
タイムトラベルして騎士のナイルに直接会ってからです。
なので、そちらを目当てに読むと期待外れかも。

ただ、ここまで女性目線というか中心にお話が作られていると
男性の読者は面白味がないだろうな、と思います。
かつての映画「タイタニック」が女性向けといわれたのと同じかなぁ。

物語が始まってすぐにグレースの最愛の夫と兄が殺害されます。
窓の外から目撃してしまったグレースは
その瞬間から組織に追われることになります。
更に、殺害犯に仕立て上げられ警察からも追われるハメに!

それまで、古文書の翻訳家であり
普通の妻だった31歳のぽっちゃり女性が
どんどん変わっていきます。
薄汚れ浮浪者に間違われ、体重が15キロ落ち・・・
逃亡の果てに辿り着いたシカゴで身の守り方を教わって
さぁ 反撃開始!

そしてエンディングはハッピーエンドといっていいと思います。
ハリウッド映画的とでもいいましょうか(笑)
その潔さ?も人気のひとつなのかも。
こういうパターンの作品を書く作家さんなのか、
もう1冊読んでみる予定です。


雨の牙 (ヴィレッジブックス F ア 1-1)
バリー・アイスラー
ヴィレッジブックス
2002-01

5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
山手線の車内で男は突然くずおれ、絶命した。
それを見届けて、ジョン・レインは電車を降りた―作戦完了。
日米ハーフの男レインは、
東京で幾度も政治がらみの暗殺を手がけてきた凄腕の殺し屋だった。
ある夜、彼は美貌のピアニストみどりと出会い、心を奪われる。
意外にも、彼女はレインが山手線で殺した男の娘だった。
しかし、やがてレインが依頼されたのはみどりの暗殺。
彼女を救う唯一の手段は、
政界に潜む依頼主の謀略をレイン自ら暴くことだった!
東京の夜に謎と裏切りが輻輳し、愛と悲しみがたゆたう―
全世界が注目する究極のハード・サスペンス。

(内容紹介より引用)




読メの【海外作品読書会】参加本。
イベ期間内には読了できず~!

初読みの作家さん。
全く予備知識も何もなく古本屋さんで手に取りました。
版が重なっていて、ヴィレッジブックスだけでなく
ハヤカワ文庫からも出ていました。
そして、シリーズものらしい・・・^^;

原題は『Rain Fall』
訳は池田真紀子さん、『ボーン・コレクター』の訳者さんです。

アメリカ人が書く東京を舞台にしたサスペンス小説、
というところに興味津々で読み始めました。
冒頭、文章の硬さと
東京の描写が細かいことで古さがわかり
少々戸惑ってしまい、
読了に時間がかかりそうな予感でしたが、
あっという間にのめり込んで先へ、先へ、と。

主人公ジョン・レインは日米のハーフで
私よりもう少し上の年代のようです。
その頃の日本で、
ハーフの少年が周囲からどんな目で見られていたか。
今なら両親の国籍がそれぞれ違うなんて、とるにたらないこと。
(実際、国籍の違う人と結婚している友人は複数います)
でも昔は違っていたでしょうね。

父の祖国・日本で両親とともに過ごした子供時代は
決して楽しくはなく、父の死後、
母の祖国・アメリカへ渡るが結局同じなのだ。
日本では日本人じゃないといわれ、
アメリカではアメリカ人じゃないといわれる。

でも、ジョンは日本でもアメリカでも
黙って耐えるのではなく自分で戦っていました。
そしてベトナム戦争へ徴兵ではなく、自ら志願していきます。
自分はアメリカ人だと証明するために・・・。

戦地での残虐行為と壊れていく親友。
帰国後、ジョンは日本へ戻りフリーの殺し屋となる。

舞台は東京なので銃撃戦とかはないです。
車が大爆発したりとかも。
でも、ジョンは殺し屋なので
どんどん人が死んでいきます。
うわー・・・って。
グロさはないですけどね。
スパイ小説とか好きな人はハマりそうな雰囲気です。

呪われた航海
イアン ローレンス
理論社
2001-09

5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
荒涼たる海岸線。
嵐の夜、人々は崖の上から、波に翻弄される大型帆船を見つめる。
ひたすらに難破を待ちわびて。
初航海で嵐に見舞われた少年は、恐ろしい村に漂着したことを知る…。
『宝島』を彷彿させる冒険小説。
スティーヴンスンの再来。

(内容紹介より引用)




YA層向け海外翻訳本。
とはいっても、ホラーとミステリー要素があって
大人でも十分楽しめる小説でした。

紹介文に「『宝島』を彷彿とさせる」とあるのですが
『宝島』ってこんな感じだったっけ?と^^;

主人公の少年ジョンは14歳。
父の跡を継いで船主として陸にいるより
船に乗って初めての航海に出た!

レッカー(難破屋)、呪いをかける老婆、
青白い人魂、両脚のない男、舌のない男・・・etc
ぎゃー!
そして、密輸疑惑に殺人事件。
本当にYA層向けかしら?と思ってしまいます。

ドッキドキしながらジョンと一緒に冒険してきました。
おもしろかったです^^
少年たちだけでなく、冒険の心をもった人たちへオススメです。

そして、著者イアン・ローレンスの
海洋冒険小説三部作の1作目とのこと。
続く2作目、3作目は↓。。。私は未読です。

死をはこぶ航海―The Smugglers
イアン ローレンス
理論社
2003-03


The Buccaneers 闇にひそむ海賊
イアン ローレンス
理論社
2004-07


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