ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2015年07月

ダイバージェント (2) 叛乱者 (上) (角川文庫)
ベロニカ・ロス
KADOKAWA/角川書店
2014-06-20

ダイバージェント (2) 叛乱者 (下) (角川文庫)
ベロニカ・ロス
KADOKAWA/角川書店
2014-06-20

5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
滅亡後、五派閥に分かれた世界。
他人とは違う能力を持つ“異端者”である16歳の少女・ベアトリスは、
“博学”派閥が作りだした、人々の行動を操るシミュレーション攻撃のデータを手にし、
裏切り者として追われていた。
ベアトリスと恋人のトビアス、
兄ケイレブは、“無派閥”の隠れ家に辿り着き、トビアスの母・イブリンと出会う。
トビアスの父・マーカスは政府内でもっとも影響力のある人物で、
その支配をトビアスは怖れていた―。

“博学”は、“勇敢”を管理下に置き、人心を操作し続けた。
その陰謀のために両親、そして友人を次々と亡くしたベアトリスは、
意を決し“博学”本部に出頭し、リーダーのジェニーンと対決する。
「最強の異端者」としてジェニーンに処刑を宣告されたベアトリスは、
捕らえられ、叛乱を起こそうとする“無派閥”の隠れ家を自白させられそうになるが―。
異能の少女は命を懸け、世界を征服しようとする邪悪な計略に立ち向かう!

(内容紹介より引用)




三部作の2作目。
なぜ2作目から読んでるのかって・・・
1作目は映画を観ちゃったんですよ、ケーブルTVでw
こちら↓


これ、順番通りに読まないとわからないです。

原作はアメリカのYA向けということなので、
翻訳された文庫も読みやすかったし、
近未来アクションもの、なのかな・・・映画もエンタメとして楽しめます。

ただ、三部作のうち
私が読んだ今回の2作目で出版がとまっている気配が・・・^^;
1作目、2作目は2014年に続けて出てるけど
ないんですよね、最後が!
怖いわーw

1作目のタイトルが「ダイバージェント」=異端者なので
そのままシリーズ名になったみたいです。
2作目は「叛乱者」=インサージェント、
ちなみに、翻訳されていない3作目のタイトルは「Allegiant」。
何と訳すんでしょうね^^;

似たような作品ということで
「ハンガーゲーム」がよく挙げられていますが
私は違うと思う。
「ハンガーゲーム」は映画だけで原作は読んでないけど、
一部の人たちの娯楽のためにティーンエイジャーが殺し合う、
これが私にはどうも呑み込めませんでした。

「ダイバージェント」は人類社会が崩壊した後の
管理された世界で自由になるための闘い・・・
ハンガーよりもっと似てる設定なかったっけ?という印象。

1作目を読まずに感想を書こうとしても
ヒロインがどれだけ成長したか、とか
登場人物が何故裏切っているのか、とか
映画では描かれていない、
又は、変更している部分があって書けないものですね(^^ゞ
折角なので1作目も読んでみようと思っています。

サクサク読めて疲れないので、
ちょっと何か読みたい気分の時にいいと思います。

映画は2作目「ダイバージェントneo」が今秋公開予定だそうです。


¥972
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
世紀末ウィーンに生まれた貴族の血を引く双生児、ゲオルクとユリアン。
だが、前者は名家の跡取りとして陸軍学校へゆき、
後者は存在を抹消され、ボヘミアの廃城で世間から隔絶され育てられる。
やがて、ある事件からゲオルクは故郷を追われ、
野心と欲望の都市ハリウッドで映画制作の道に足を踏み入れるが……
動乱の1920年代、西洋と東洋の魔都で繰り広げられる、壮麗なる運命譚。

(内容紹介より引用)




いつもは上下巻読み終わってから
通しで感想を書いているのですが、
今回は時間がかかりそうなので
忘れない内にUPすることにしました。

19世紀末のウィーンから始まる双子の物語。

なかなか読み進まなくて・・・!
序盤はゲオルグのハリウッドでの回顧録なのですが、
これが私にはキツかった~(>_<)
ハリウッド映画の製作裏話に全く興味がわかなかったんです。
ものすごくドライにいうと、
お金がらみのパワハラが横行していたらしい。

幼少期からハリウッドまでの過程の方がおもしろい。
生家で実父と継母と暮らしていたゲオルグは
亡き母の実家へ嫡子として養子に迎えられるのだが・・・。
ウィーンの貴族として何不自由なく生きていけるはずだったのに、
決闘騒ぎから陸軍大学をドロップアウトしただけでなく
養子となった家からも絶縁され、新大陸へ渡ったのだ。

そして、ユリウスの物語も始まる。

嫡子として貴族の養子になったゲオルグと、
洗礼さえ受けていない自分(ユリウス)を思うことがある。
考えてはいけないことだと子供心に戒めてはいても
やはり、ふとした時に浮かぶ消えない疑問。
ユリウスはヴァルターのことを父のように信頼し、
親友・ツヴェンゲルと一緒に育つ。
ユリウスのいる場所は「芸術家の家」と呼ばれていた。

ここまでの間(上巻の終わりで20才)の短い人生で
それぞれに「喪失」を味わったゲオルグとユリウス。
どちらが幸せなのか?
まだ物語の半ばでは何ともいえない・・・。

上巻を読み終わる頃には、
この先、鴉片(アヘン)に溺れていくであろう二人の姿がうかがえ、
1900年代初頭の上海の気配が感じられる。


キャベツ炒めに捧ぐ (ハルキ文庫 い 19-1)
井上 荒野
角川春樹事務所
2014-08-09

¥583
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
「コロッケ」「キャベツ炒め」「豆ごはん」「鯵フライ」
「白菜とリンゴとチーズと胡桃のサラダ」「ひじき煮」「茸の混ぜごはん」・・・・・・
東京の私鉄沿線の
ささやかな商店街にある「ここ家」のお惣菜は、とびっきり美味しい。
にぎやかなオーナーの江子にむっつりの麻津子と内省的な郁子、
大人の事情をたっぷり抱えた3人で切り盛りしている。
彼女たちの愛しい人生を、幸福な記憶を、切ない想いを、
季節の食べ物とともに描いた話題作、遂に文庫化。

(内容紹介より引用)




初読みの作家さんで、
単行本の時から読んでみたいと思っていた1冊。
文庫になって古本屋さんで嬉しい遭遇^^

三人の女性は60歳前後でそれぞれの事情でシングルでいる。
その彼女たちの距離のとり方が絶妙だと思いました。
踏み込み過ぎるわけでなく、
かといって、興味がないのではなく
お互いを気遣う気持ちはちゃんと持っている。

こんな同性三人組の友人て、
現実にはそうそういないんじゃないかなー。
だから、いいなぁって思ったんでしょうね。

そして、お惣菜屋さん!
古今東西、お惣菜はダメですって。
出てくるものを端から味見してみたくなるわ~(笑)

章ごとのタイトルからしておいしそうなんです。
「ひろうす」なんて久しぶりにきいた言葉、
東日本でいうと「がんもどき」です。
「あさりフライ」は私にとっては
義父が揚げてくれたあおやぎのフライに匹敵するかな。
「豆ごはん」は母の味ですねー。
本の中でもちゃんと家庭で作るのと、
商売用とは違うと書かれていました。
タイトルにもなっている「キャベツ炒め」は、
本の中でも三人三様の味付けで、
作る人ごとに微妙に違うんだろうなぁ。

あー、おいしいお惣菜が食べたい♪

彼女たちの、
オバチャンならではの笑っちゃうような言動も、
泣くに泣けないような哀しい気持ちをギュッと抱えて
諦めずに生きていこうとする姿も、みんなよかった。

今の自分の年齢になっているから
共感できる部分が多かったのかもしれません。
彼女たちにそこまで共感できなくてもw
おいしいものがお好きなら是非どうぞ、という1冊でした。

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