ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2015年06月

ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋
2010-11-10

ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫)
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋
2010-11-10

5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
“ウォッチメイカー”と名乗る殺人者あらわる。
手口は残忍で、いずれの現場にもアンティークの時計が残されていた。
やがて犯人が同じ時計を10個買っていることが判明、
被害者候補はあと8人いる―
尋問の天才ダンスとともに、ライムはウォッチメイカー阻止に奔走する。
2007年度のミステリ各賞を総なめにしたシリーズ第7弾。

サックスは別の事件を抱えていた。
公認会計士が自殺に擬装して殺された事件には、
NY市警の腐敗警官が関わっているらしい。
捜査を続けるサックスの身に危険が迫る。
二つの事件はどう交差しているのか!?
どんでん返しに次ぐどんでん返し。
あまりに緻密な犯罪計画で、読者を驚愕の淵に叩き込んだ傑作ミステリ。

(内容紹介より引用)




「ボーンコレクター」という映画を知ってる方は
あぁ!となると思います。
その原作を書いた作家が、ジェフリー・ディーヴァーです。
映画は2000年公開だから・・・
えーっと、今回の本も年数経ってます^^;

この作家さんの本を読むこと自体、久しぶりのようです。
ブログや読メを始めてからは読んでないらしいので(^_^;)

今回の「ウォッチメイカー」は
リンカーン・ライムが主役のミステリー・シリーズの7作目。
シリーズといっても最初から読む必要はなくて、
遡っても、飛ばして先へいっても楽しめます。

文庫で上下巻、
単行本だと2段組みで500ページ超のボリュームですが
読み始めたら止まりません。
映画化された「ボーンコレクター」より
エンタメ要素も強くておもしろいと私は思います。

ウォッチメーカーとは、
時計師=時計を製作、修理する人のことです。

文字で二転三転と書きますが、
このミステリーは本当に二転三転します!
まるで映画を観ているかのような疾走感とともに
犯人より先へ!と焦りながらページをめくる・・・
そして最初の「転」
二度目の「転」、さらに・・・です!

今回、ライムの捜査チームに
ゲスト登場する女性がいます。
尋問のエキスパート、キャサリン・ダンス。
キネシクスと呼ばれるそう。
科学のライムとキネシクスのダンスのコンビがいいです。
(もちろん、アメリアもいます)
このキャサリン・ダンスが主役のミステリーもあるので
そちらも読んでみたいと思います。


¥660
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 件のカスタマーレビュー)
鎌倉の山中に庵を結ぶ僧に、
謎めいた旅の男が語り聞かせる驚くべき来歴―
数奇な運命により、
日本人でありながら蒙古軍の間諜として博多に潜入した仁風。
本隊の撤退により仲間とともに取り残されるが、
やがて追われる身となった一行を、
邪神「窮奇」に仕える巫女・鈴華が思いのままに操りはじめる。
(第一話「異神千夜」)
元寇に際して渡来した一匹の獣。
姿形を変え、時に悠然とたたずみ、時に妖しく跳梁する。
古より潜むものたちの咆哮を、瞠目の幻視力で紡ぐ、
傑作ダークファンタジー四篇。

(内容紹介より引用)




短編集です。
でも、
連作のようにリンクしてると思えば思えなくもない。
そんな不思議さがあります。

<目次>
異神千夜
風天孔参り
森の神、夢に還る
金色の獣、彼方に向かう

第1話『異神千夜』が100ページで、
あとはそれぞれ半分くらいのボリュームなのかな。

私の読後の感触としては、
『異神千夜』が始まりの物語で
少しずつ時代が変わり、設定も違ってはいるけど
「樹海」、「鼬のような動物」が軸にある。
そんな感じです。

確かにダークなファンタジーでした。
今まで数冊読んだ恒川作品のどれもが
期待を裏切らず、好みの物語ばかりでした。

この「金色~」は
読んでる間中、物語世界に入り込んでしまって
本を閉じると、ほーーっと少し長い息を吐いて
現世に戻ってくるような感覚になりました。

金色の獣、
私なら自由に生きてるその様を
遠くで見ているだけでいいかな。

きっと、今も誰かの側で生きてるのかも・・・
それとも緑の森へかえったか・・・
ふと、上を向いて風や木々の匂いを感じたくなります。

我が家の猫たち・・・普通の雑種猫でよかったわー。
そもそも、どっから見ても猫にしか見えない(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

解錠師 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
スティーヴ・ハミルトン
早川書房
2012-12-09

¥1015
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (73件のカスタマーレビュー)
八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイクル。
だが彼には才能があった。
絵を描くこと、そしてどんな錠も開くことが出来る才能だ。
孤独な彼は錠前を友に成長する。
やがて高校生となったある日、
ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり、芸術的腕前を持つ解錠師に…
非情な犯罪の世界に生きる少年の光と影を描き、
MWA賞最優秀長篇賞、CWA賞スティール・ダガー賞など
世界のミステリ賞を獲得した話題作。
このミステリーがすごい!2013年版海外編。
2012年週刊文春ミステリーベスト10海外部門第1位。

(内容紹介より引用)




この本は確か、読メで知って古本屋さんでゲットしたと思います。

がっつりしたミステリだと思って読み始めたら
全然違ってた!!!

次々と金庫破りをしていくのだから
事件ものといえば、そうなんだけど・・・
それよりも、
主人公・マイクルの青春自叙伝といった趣きです。

言葉を失ったまま刑務所に収監された彼が
今までのことを唯一愛したアメリアへ向けて
書き留めていこうと思い、過去を回想する・・・
直前の時間と、少し遡った時間が交互に進んでいきます。

面白くないとか、
ページが進まないというわけではないですが
読むのに根気が必要でした。
たぶん、ずっとマイクルの独白で視点が変わらないからでしょう。

悲劇が原因でいわゆる失語症になった彼に
数えきれないほどの大人たち、
カウンセラーや医師が近寄っては離れていく、
その姿をさめた目で見ていたマイクル。

でも、彼は決して不幸ではなかったし、
自分でもかなりラッキーだと理解しています。

そして、アメリアに出会った。
ほぼ同時に、普通の高校生から犯罪者の道へ・・・。

ラストまで読んだからといって
何かが解決するわけではありません。
やっぱり、ハンディキャップを背負った少年の自叙伝です。
上手く表現できなくてスイマセン(^^ゞ

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