ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2015年05月


¥751
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
1920年代のニューヨーク。
裏通りの小さな博物館“BAM”の収蔵品は一風変わったものばかり。
そこでは、物に触れると未来を予知できる不思議な少女フェイと
ワケあり個性派揃いのキュレーターが、
悲劇を防ぐべく日夜活躍しているのだ。
ジャズエイジの世界へ貴方を誘います。
文庫版ボーナストラック「ドラキュラのマント」収録。

(内容紹介より引用)




BAMへきたばかりの新入りキュレーター・エディと一緒に
私たち読者は謎を解いていく・・・
でも、エディにも隠し事があるのよねぇ。

その物に触った人に関係する悲劇だけが見える。
そんな能力をもってしまった少女・フェイ。
そして、こんなことが起こる!と
フェイが口に出してしまうと
防ぎようがなく現実に起こってしまう。

その悲劇を未然に防ぐために
BAMのキュレーターたちが動きます。
1920年代のブロードウェイで、
裏社会にも人脈をもつ彼らは一体何者!?

1つのアイテムごとに悲劇を防いで
少しずつ登場人物たちの背景がわかっていって
1番最後に残った最大の謎、フェイ!
彼女はいったい
どこから来た何者なんだろう?

なかなか楽しいエンタメでした。
文庫版のボーナストラックは後日談なのかな。
その後の彼らの様子がわかって
これもまた楽しかったです^^

フェイを取り巻く大人たちの優しさが良いです。

百日紅 (上) (ちくま文庫)
杉浦 日向子
筑摩書房
1996-12

百日紅 (下) (ちくま文庫)
杉浦 日向子
筑摩書房
1996-12

文化爛熟する文化文政期の
江戸の街の暮らし・風俗・浮世絵の世界を
多彩な手法で描き出す代表作の決定版。
初の文庫化。
【解説: 夢枕獏 】

北斎、娘のお栄、英泉、国直……
奔放な絵師たちが闊歩する文化文政の江戸。
淡々とした明るさと幻想が織りなす傑作。

(内容紹介より引用)




映画を観てきたブロガーさんの記事で
作品自体を初めて知って、きっと私は好きだろうと
先に原作を読むことにしました。

ちくま文庫から出ていますが
漫画家さんなので、もちろん小説ではありませんよー。
ただね、文庫サイズになると
セリフの字がちーっちゃくて!
ローガンな大人にはちと辛かったです^^;

上下巻になっていますが小説のように完全な続編ではなくて
いくつものお話がたくさん詰まってる、という感じです。
唯一、上巻の初めに善次郎が拾った子犬が
だんだん成長して大きくなっているのが時間の流れ、でしょうか。

見たことのない江戸の町、そこで暮らす人々の姿を
北斎の娘・お栄を主役にして
わかりやすく描いてくれてる。
江戸が好きならきっと楽しく、おもしろく読めると思います。

原作だけで満足するかと思ったら
映画化されているなら是非観てみたくなった!!

原作者の杉浦日向子さん、
40代の若さで既にお亡くなりになっているとか・・・残念です。
エッセイを読んでみたくなって検索したら
『アンソロジー お弁当』の中で一編だけ読んでいました。
おにぎりをとてもおいしそうに描写されています。

参考までに、
映画の公式サイトはこちらです→『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』

ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)
東野 圭吾
KADOKAWA/角川書店
2014-11-22

¥734
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (163件のカスタマーレビュー)
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。
そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。
廃業しているはずの店内に、
突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。
時空を超えて過去から投函されたのか?
3人は戸惑いながらも
当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。
次第に明らかになる雑貨店の秘密と、
ある児童養護施設との関係。
悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

(内容紹介より引用)




GWの古本セールで文庫を購入。

1通の手紙ごとの連作短編集かと思ったら長編でした。

出来過ぎ、というレビューも見かけますが
東野作品の安定さ、ともいえるのではないでしょうか。
読者の期待を裏切らず最後まで楽しませてくれます。

ただ成り行きから相談室の代役になった話ではなく、
時空を超えて・・・という一捻りがよかったです。
少しだけ「不思議な現象」がはいってる。

最初に撒かれた伏線が
エンディングできれいに回収されていて、
こういう風に繋がっているのね、と。。。
人が生きるって点じゃなくて線なんだとわかります。

泣くまではいきませんが、
やっぱり人ってまだまだ捨てたもんじゃないという
ほんのり柔らかい気持ちにさせてくれました。
エンタメとしてじゅうぶん楽しませていただきました~。

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