- 雷桜 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

- ¥605
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2004年2月発行
運命の波に翻弄されながら愛に身を裂き、一途に生きた女性の感動の物語。
乳飲み子の頃に何者かにさらわれた庄屋の愛娘・遊(ゆう)。
15年の時を経て、遊は、狼女となって帰還した。
そして身分違いの恋に落ちるが――。
数奇な運命を辿った女性の凛とした生涯を描く、長編時代ロマン。
(内容紹介より引用)
ブロガーさんに勧められて読んでみました。
宇江佐さんには珍しく?長編です。
著作の多い作家さんですが、今まで読んだ中では異色かも・・・。
スケールが大きく、深いので
なかなか感想文が書けませんでした(>_<)
自分の語彙の少なさや文章力の無さが情けないです。
一言で表せば、
大きな大きな愛の物語。
親子の愛、
夫婦の愛、
恋人同士の愛、
友の愛、
愛にも様々なカタチがある。
物語の中で流れる時間も長いです。
攫われた娘・遊が産まれたところから老いが見えるまで。
かつて、遊の生家と関わりを持った老いた武士の回想から始まる。
それでそれで!?と先を読ませる展開はさすがです。
ラストにどーんとした泣かせる山場があるわけではないけど
ぐぅっと喉が詰まって泣きたくなります。
それぞれの愛の深さと大きさに感動してしまいました。
タイトルの雷桜(らいおう)とは、
遊が産まれた日に大きな雷が銀杏の大木に落ち、
その折れた銀杏に桜が根付いたという珍しい桜の木のことです。
この桜がシンボルなのですね。
どうせなら桜の季節に読むのがいいかもしれません。
素敵な物語です。

