ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2013年06月

空軍基地跡地の燃料貯蔵槽から人骨が発見された。
検死の結果、11年前の連続少女殺害事件の被害者だと判明。
折しも、犯人として逮捕された男が刑期を終え、故郷に戻っていた。
彼は冤罪だと主張しつづけていたが村人たちに受け入れられず、
暴力をふるわれ、母親まで歩道橋から突き落とされてしまう。
捜査にあたる刑事オリヴァーとピア。
人間のおぞましさと魅力を描いた衝撃の警察小説!
ドイツで 350万部突破のシリーズ最新作! 解説=福井健太

(BOOKSデータベースより引用)




「深い疵」に続きシリーズ2冊目。

1冊目の「深い疵」は第二次世界大戦にまで遡り、
ストーリーに深い広がりをみせたようでした。
対して2冊目のこの本は、
小さな集落の閉鎖性と排他性・・・
解説にもありましたが、まるで横溝正史の書く日本の村みたい。

事件のおこる集落は一人の成功者(富裕者)によって
支配されているといってもいい状態なのだ。

そんな土地でおきた殺人事件。
犯人は捕まったが冤罪を訴える。

不利な証拠や証言が並び、
矛盾点に気づくことなく当時の捜査は終了してしまった。

犯人にされた青年は信じていた友人たちに陥れられたのだ。

小さな集落での集団いじめかリンチか。
似たような事件がここ数日報道されていました。

オリヴァーとピアは11年前の事件から調べなおすが、
その余波は自分のチームにも影響を及ぼした。

今回は事件の捜査・解決と並行して
オリヴァーの私生活にも大きな変化がおきます。
それを認めて受け入れるまでのオリヴァーの女々しいこと!!!
オイオイ!っていうより
おぉ~い、しっかりしろぉ~って感じ(笑)
相棒のピアがあきれるくらい仕事に身が入らず、上の空w

まぁ、最後には事件もオリヴァーのプライベートも片付いてよかった^^

次はまだ出版予定が決まっていないようです。
白雪姫には死んでもらう (創元推理文庫)/東京創元社


¥1,365

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コージーミステリです。

「新しい人生のスタートよ!」
PR業界を引退し、英国一美しいコッツウォルズの村で、
憧れの隠居生活をはじめたアガサ・レーズン。
でも、ちいさな村ではよそ者扱いされ、なかなかなじめない。
そこで目をつけたのが、地元開催のキッシュ・コンテスト。
優勝したら友だちができるかしら……? 
けれど問題がひとつ。
「電子レンジの女王」の異名を持つほどアガサは料理が下手だった……。
しかたなく〝ちょっとだけ〟ずるをして、
大人気店のキッシュを買って応募することに。
ところが優勝を逃したうえ、審査員が彼女のキッシュを食べて死んでしまい!? 
警察からキッシュ作りを再現するよう求められたアガサに、
人生最大のピンチが!

(BOOKSデータベースより引用)




「英国ちいさな村の謎」シリーズ1作目。

イギリス・コッツウォルズの村が舞台なので興味はあったのですが
なかなか手に取らなかったシリーズでした。
タイトルにもなってる主人公の女性、アガサ・レーズンを
自分を受け入れらるかどうか、疑問だったから^^;

色々なところで紹介やレビューを目にして
アガサのことを、あんまり性格が良くない、とか
イジワル、自己中心的、等々・・・
嫌なヤツが主人公のシリーズなの?って思ってました。

たまたま古本屋さんでお安くなっていたので、
ハズレで当たり前の気持ちで購入。

結構おもしろい!(≡^∇^≡)

アガサは確かに自分に都合よく解釈するようなところがある。
イジワルなところもあるw
タクシーの横取りとかwww
でも、なんだか嫌いになれない。

50才を過ぎてキャリアから引退する。
いきなり対極にあるような世界へ飛び込み、
馴染もうとするんだから大変だよね。
ロンドンという都市のビジネスの世界で女一人で頑張ってきて
今度はいきなり、皆で仲良くしましょうったって、どうすればいいのやら?
私だって途方に暮れるw

で、キッシュ・コンテスト!?
「レンジの女王」が!?

ものの言い方がストレート過ぎて、優しいご婦人にドン引きされるとか、
自分とよく似てて笑ってしまった!
そうなんだよねって。

長いこと仕事してくると、はっきり言うのが当たり前になってるからw
持って回った言い方とか、みんな本当は良い人なのよとかは、
何を寝言いってんだ、アホ!ぐらい言われかねない^^;

事件がおきて、もう嫌われ者になったから村にはいられないと
買ったばかりのコテージを、さっさと売りに出してしまうくせに、
いざ買い手が現れると、気に入らないからと言って「もう売れました」と言うw
不動産屋の立てた「売り家」の看板を引っこ抜いたり、
また立て直したり・・・アガサの気持ちがよくわかる。

村に住むことに決めて、
「電子レンジの女王」も優しいご婦人に少しずつお料理を習い始めたようです。

シリーズが進むにつれ、アガサがどのくらい村に馴染み、
また、絶対に変わらない=譲らないところは何なのか、
少し楽しみにしてみようかと思いました。
既にシリーズ3作目まで出てました(~_~;)

アガサ・レーズンの困った料理 (コージーブックス)/原書房


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「ぼんくら」シリーズ3作目。







「おまえさん」  上下巻  講談社文庫  2011年9月発行




宮部みゆき  (Miyabe  Miyuki)






痒み止めの新薬「王疹膏(おうしんこう)」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。


本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。


検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門は


その斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。


両者に通じる因縁とは。





救えるはずだと思った。



父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。


気丈に振る舞う彼女を信之輔は気にかけていた。


一方、新兵衛の奉公先だった生薬(きぐすり)問屋の当主から明かされた


二十年前の因縁と隠された罪。


正は負に通じ、負はころりと正に変わる。


平四郎の甥っ子・弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。








(BOOKSデータベースより引用)















「ぼんくら」シリーズ3作目にして最大ボリューム!


文庫の上下巻合わせて1200ページ超^^;




大長編なんだけど、


いつもの顔ぶれが揃って物語が動き始めると


不思議なことにするすると・・・


江戸の町、お徳さんの店の前か、八丁堀か、


自分がそこに立てたら、後は・・・早い!





今回は「おまえさん」というタイトルに全てが凝縮されているように感じる。


その短い呼びかけの言葉にこめられた想い・・・。





人が誰かを想う気持ちはいつも純粋なはず。


だけど、時にその気持ちは暴走する。


愛しくもあり怖くもある誰かを想う気持ち。





まだ少年になったばかりの弓之助とおでこは


どんな風に理解し、受け止めたのだろう?


真相に平四郎よりも誰よりも、いち早く気づいた二人はどんな想いがしただろう。





愛する心。


これを主軸にするには、現代(いま)の社会は複雑過ぎるのだ。


だからこそ、時代物なのかもしれない。


まだ、世の中の善と悪がわかりやすかったのかもしれない。





想う気持ちが強いために、


どこかで掛け違えてしまったけれど


最初はみんな、誰かを愛してただけだった。





物語の終わりに近づくにつれ、そんな想いが募ってきて泣けてくる。





未だ食べられないお徳さんの煮物♪





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「ぱんぷくりん」も気になる・・・(^^ゞ







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