ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

2012年08月

カフェ“こむぎ”は、早朝オープンの人気店だ。
ぬいぐるみ店長・山崎ぶたぶたが作る、とびきりおいしい朝食! 
ふんわりパンケーキに熱々フレンチトースト、
自家製ソーセージにたっぷり野菜のスープ……。
不眠症が続き、会社を辞めた泰隆は、
夜はバーに変身するこの店で働き始めた。
ぶたぶたとの不思議な交流が、彼の疲れた心を癒してゆく――。
傑作ファンタジー。

(BOOKSデータベースより引用)




これはやばい!w
空腹時やダイエット中は読まない方がいいかも!?( ´艸`)

表紙とタイトルに惹かれて衝動買いw
シリーズものの最新刊でした。

山崎ぶたぶたさんって
バレーボール大のピンクのぶたのぬいぐるみなんです。

さぁ ファンタジーの始まりです^^

「非現実的」とか、「豚の手で料理ができるわけない」とか
リアルにつっこみたくなる人には向いてませんよ~!

朝食カフェのメニューのおいいそうなことと言ったら!(⌒¬⌒*)
パンケーキやらビスケット、フレンチトースト、ベーコンエッグ・・・etc
ダイエット中の方は読まない方がいいです^^;

そして康隆(こちらは普通の人間)の作るカルボナーラも
すっごいおいしいらしくて普段は食べたいと思わないのに惹かれます。

食べ物とそれを食べる描写がとても上手なんだと思います。
おデブな私には罪な本ですわ~(^^ゞ
オットは本の表紙を見て、私を見て・・・
あきれ返っておりました!(^▽^;)

少し日常に疲れてしまった時や
心がギスギスした時に読むと、いつもの自分を取り戻せるかも・・・。
200ページちょっとなので、すぐに読み切れるのも魅力です。

シリーズということなので、あと何冊か読んでみようと思います。
コミックも出てるそうですが
私は全く読まないので知りませんでした。

食欲の秋にどうでしょう^^

ぶたぶたカフェ (光文社文庫)/光文社


¥500

Amazon.co.jp

2泊3日、毛布付き。
レンタル猫が我が家にやってきた。
リストラされた父親が家族のために借りたロシアンブルー、
子どものできない夫婦が迎えた三毛、
いじめに直面した息子が選んだマンクス、
老人ホームに入るおばあちゃんのために探したアメリカンショートヘア――。
「明日」が揺らいだ人たちに、猫が贈った温もりと小さな光を描く7編。

(BOOKSデータベースより引用)




初・重松作品でした。
良いです♪
いい作品が多い人気作家さんといわれているので
もし、共感できなかったら・・・と思っていました(^^ゞ

重松氏の入り口として「アタリ」だったようです。
短編集ということと、
自分にとって馴染み深いキャッツがいっぱい!

この本を読んでる間にかけていたブックカバーは↓これでした^^




読み終わってみて
うんうん、色んなタイプの猫が出てくるからピッタリだったね♪
と自己満足してますw

レンタル猫って発想が面白かったです。
猫は環境の変化にとても敏感といわれていますが
ここに登場するブランケット・キャッツたちは特別に選ばれた猫で、
生まれた時から使っているブランケットと一緒にバスケットに入って
レンタル先へ派遣されていきます。

不思議な力というか、人間の心の機微を敏感に感じ取っているような・・・

7つの短編の内、1番好きだったのは
「旅に出たブランケット・キャッツ」でした。

常識のない借主から逃げ出し、家出中の幼い兄弟に寄り添い、
猫としての本能に目覚め、遥かかなたを目指して旅に出るのです。
どこかでアメリカンショート・ヘアーの野良ちゃんを見かけたら
それはきっと元ブランケット・キャッツの「彼」です( *´艸`)

他に印象に残ったのは、借主の子供の独白。
「いじめのSOSのサインはいじめられている方だけじゃなくて
いじめている方のサインだってあるのに、大人は誰も気づかない」
自分が歪んでしまっていることに気づいているけど
どうやったら修正できるのかがわからないのだ。
側にいる大人の責任は大きいと思わずにはいられない。

借りた家族がそれぞれに再生していく物語でもあり
温かく穏やかな7編のショートストーリーでした。

少しずつゆっくり読むことをオススメしたいです。

ブランケット・キャッツ (朝日文庫)/朝日新聞出版


¥609

Amazon.co.jp

前に感想文を書いた「てのひらの闇」
の続編であり、
藤原伊織氏の長編遺作です。

「名残り火 てのひらの闇Ⅱ」  文春文庫  2010年6月発行

藤原伊織  (Fujiwara  Iori)

飲料メーカーの宣伝部課長だった堀江の元同僚で親友の柿島が、
夜の街中で集団暴行を受け死んだ。
柿島の死に納得がいかない堀江は詳細を調べるうち、
事件そのものに疑問を覚える。
これは単なる“オヤジ狩り”ではなく、
背景には柿島が最後に在籍した流通業界が絡んでいるのではないか――。
著者最後の長篇。解説・吉野仁

(BOOKSデータベースより引用)




前作「てのひらの闇」から数年後の設定。

登場人物や時間経過が繋がっているので
出来れば順番に読むことをお勧めします。
もちろん、こちらだけ読んでも十分堪能できると思います。

20年来の友人が理不尽な死を遂げる。
中年になっても親友は親友なのだ。
20年、決して短くはない時間を共に歩んできた。

藤原伊織さん、あなたの書く中年はとてもカッコイイです。
私も同じ世代、でも遠く及ばない。
惜しいなぁ、ほんとに。
これが遺作だなんて。

ハードボイルドでありエンターテイメントだと思う。
青春のほろ苦さとは別物の大人のほろ苦さがある。

ぐっと呑み込んで自分の胸の中に納めておけるのが大人なんだろうけど
堀江も柿島の妻・奈穂子もはじける・・・!

途中の謎解きがもどかしく感じるくらい
結末が気になってものすごい勢いで読んでしまった。
過去のある大人じゃないと出来上がらない物語、とでもいうのかな。
「ほんわ和む」雰囲気とは対極にあるけど心に沁みます。

名残り火―てのひらの闇〈2〉 (文春文庫)/文藝春秋


¥700

Amazon.co.jp

↑このページのトップヘ