第25回山本周五郎賞受賞作。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)の学芸員ティム・ブラウンは、
スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。
ルソーの名作『夢』とほとんど同じ構図、同じタッチ。
持ち主の富豪は真贋を正しく判定した者に作品を譲ると告げる。
好敵手(ライバル)は日本人研究者、早川織絵。
リミットは七日間――。
カンヴァスに塗り籠められた真実に迫る渾身の長編!

(BOOKSデータベースより引用)




他のブロガーさんが紹介してたのを読んで
面白そう!と思って本屋さんでゲットしました。
珍しくハードカバーの新刊です。
(いっつも古い本か文庫なものでねぇ(^^ゞ)

帯に「アートミステリー」と書いてあり、その通りだと思いました。
純粋にミステリーで、殺人は1つもおこらないんです。

ルソーの「夢」という絵画が主役ですが
どんな絵だろう?って知らなくても大丈夫です^^
カバーに使われてますから!

私がお邪魔したブロガーさんが
アカデミック過ぎて、
インターナショナル過ぎてたまについていけないって
感想書いててちょっと笑ってしまったけど
(毒魔女さん、ごめんなさいねm(__)m)
確かにそんな雰囲気ありましたw

最初から面白くてスッと入り込めたんだけど
2章目に入るところで
「え?もしかして回顧録パターン?」とちょっと躊躇いがあったのも事実。

回顧録の中で謎解きが完結していると、
前後に「今」を書く必要があるのか
わからなかったりするので
個人的にあんまり好きじゃないってだけなんだけど(^^ゞ

何しろ、アンリ・ルソーの生きていた1900年代初めを
1980年代に調査した、という
過去を2000年に思いだしているのですから。

頑張って(笑)2章目に突入したら
なんだ、こういう事ならいいじゃん♪ということで後はスラスラと!

1980年代の調査がきちんと収束されていてすっきりします。
もちろん、「もしかしたら?」という素敵なミステリーは残しつつ、です^^

読後感、いいです。

楽園のカンヴァス/新潮社


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