ねこの夢

読んだ本の備忘録として。。。

そろそろ半世紀という時間を生きたことになるらしい。
だから何?・・・いや、別に。。。
更に月日は流れ…還暦らしいわ〜

苦手意識があって読まずにいた時代小説です。


ある方に勧められたことと、著者が好きな高橋克彦氏であったことから


初めて読んでみました。









「だましゑ歌麿」  文春文庫




高橋 克彦 (Takahashi Katsuhiko)






江戸を高波が襲った夜、人気絵師・喜多川歌麿の女房が惨殺された。


歌麿の絵に込められた風刺を憎む幕閣から妨害されながらも、


事件の真相を追う同心・仙波の前に、やがて明らかとなる黒幕の正体と、


あまりに意外な歌麿のもう一つの顔とは!? 


浮世絵研究の泰斗でもある著者が、満を持して放つ傑作時代小説。




(BOOKSデータベースより引用)









面白かったです。長編ですが一気読みでした。




同じ著者の「写楽殺人事件」(←時代小説ではありません)などが


好きならきっと楽しめると思います。


時代小説なんだけど、しっかりミステリーでもあると思います。


謎解きにぐいぐい引き込まれていきます。




仙波の現代にはいないタイプのクールさ、


その仙波を慕うおこうの懐の深い女っぷり、


最愛の妻の復讐を誓う歌麿の激しさと、


登場人物もなかなか魅力的です。




姉妹編として、おこうが仙波の妻になってからの短編集が出ています。


「おこう紅絵暦」 文春文庫




私はまだ読んでません。






だましゑ歌麿 (文春文庫)/高橋 克彦



¥860

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3部作となっています。「魔王」1冊の中に「呼吸」が入っています。




今、「魔王」 → その5年後、「呼吸」 → 更に数十年後、「モダンタイムス」




どうせ読むなら是非順番に読んで欲しくて、感想を通しで書くことにしました。









「魔王」 講談社文庫




伊坂幸太郎 (Iaska Koutarou)




会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしていた。


自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、


その能力を携えて、1人の男に近づいていった。


5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。






「モダンタイムス」 上・下巻 講談社文庫




検索から、監視が始まる。


恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、


ある出会い系サイトの仕様変更だった。


けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。


そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。


彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。




仕組みを知る勇気はあるか?


5年前の惨事――播磨崎中学校銃乱射事件。


奇跡の英雄・永嶋丈は、いまや国会議員として権力を手中にしていた。


謎めいた検索ワードは、あの事件の真相を探れと仄めかしているのか? 


追手はすぐそこまで……大きなシステムに覆われた社会で、幸せを掴むには――







(BOOKSデータベースより引用)











かなりのボリュームですが、エンターテイメントとしてとても面白いので


途中でだれることなく一気に読めました。




不思議な力についてはあんまり深く掘り下げて考えなくてもいいと思います。




「検索から、監視が始まる。」


システムとして不可能ではないと分かるからこそゾッとします。




「魔王」のあとがきにメッセージ性は特に持たせようとしていないようなことを


著者が書いていましたが、


読んでる方は強いメッセージを感じてしまいました。




「考えろ!考えろ!」ずっと根底にあるメッセージのような気がする。


扇動された世論に流されるのではなく、自分の頭で考えるのだ。


それから「勇気」。


「~しない勇気」と「~する勇気」。


要するに頭の中で考えてるだけじゃなくて行動しろ、ということだと思いました。


考えることと勇気というと簡単で当たりまえのように思ってしまうけど


勇気って行動することも含まれているんだよってなると


急に難しくなって尻込みしてしまうのが今を生きる私たちなのかな・・・




行動したことで自分の周囲に起きる余波のようなものを考えずにいられないから。




あなたはめくれたスカートを直してあげますか?


それとも・・・?




私が最初に「伊坂幸太郎」に触れたのは


「陽気なギャングが地球を回す」でした。


暇つぶしになればいいや、ぐらいの気持ちで手に取ったのを覚えています。


ところが、これが面白くって最後まで目が離せないって感じでした。


やっぱり伊坂幸太郎氏の作品は楽しめる!( ´艸`)ムププ






魔王 (講談社文庫)/伊坂 幸太郎



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モダンタイムス(上) (講談社文庫)/伊坂 幸太郎



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モダンタイムス(下) (講談社文庫)/伊坂 幸太郎



¥690

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今回もタイトルに「書店」がありますがジャンルは全く違います(;^ω^A



交際を始めて1年になる恋人から、突然、
「他の女性と結婚することになった」と告げられた貴子は、
深く傷ついて、ただ泣き暮らす毎日を送ることになった。
職場恋愛だったために会社も辞めることになった貴子は、
恋人と仕事をいっぺんに失うことに。
そんなとき叔父のサトルから貴子に電話がかかる。
叔父は40代、奥さんの桃子さんに家出され、
ひとりで神保町で「森崎書店」という古書店を経営していた。
飄々としてつかみどころがなく、親類の間では変人として通っていたサトル叔父、
小さい頃は貴子も遊んでもらったこともあったものの、ここ数年は交流はなかった。
その叔父からの連絡は、「店に住んで、仕事を手伝って欲しい」というものだった。
誰かの救いを求めていた貴子は、叔父の申し出を受け入れて、
本の街のど真ん中に住むことになった――。

物語の1年半後を描いた続編小説「桃子さんの帰還」も収録。

(BOOKデータベースより引用)




手酷い振られ方をした貴子が森崎書店に関わる人たちに
励まされ、癒されて立ち直っていきます。
短編といってもいいくらいの長さのストーリーです。
なのに、BOOKのあらすじがとても詳細でちょっと苦笑い・・・f^_^;
映画化されたとのことですが私は観ていません。

ラストのシーンが朝なので読み終わって心が清々しくなるような気がします。
人との繋がりって大切だし、
新しい出会いも別れも積み重ねて
挫折して立ち直って・・・
そんなことを繰り返しながら人は成長していくんだなって改めて思い返しました。


スピードが要求される世の中でも
普通の人の普通の生活ってこんな感じだよねって
ちょっとホッとしたりもします。

続編が出ているようです。
「続 森崎書店の日々」 小学館文庫より

これから読みまーす♪

森崎書店の日々 (小学館文庫)/八木沢 里志


¥500

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